憧れのアパレルへ…って美談だけじゃ「喰われちゃう」んで、業界調べまくり中。
とりあえず「分断されまくり」な事が分かった。
◾︎分業
1、フロント(経営)
企画者。
何を生産し、どこで生産し、どれだけ生産し、どうやって店舗を出店し、どうやってそこに商品を送り届けるか?を決める方々。
細かい数字と格闘すること、新しい事をする事、ユーザーの一歩先を見据える事を主としてる方々。
2、本社業務
上(経営)が決めた事を現実に落とし込む方々。
生産管理、製品管理、実店舗との擦り合わせ、具体的な数字との格闘がここ。
ここまでは「現場上がり」がいける。
店長経験者が店舗のマネージメントをしながら発注管理したり、その数を元に生産管理と擦り合わせたり出来る。
だが「ここから上には行けない」。
経営は「別の能力がいる」。
ブログを長らくやって分かったが、ゼロ→イチを作るためには「折れない心」がいる。
自分が良いと思ったものにこだわって、カタチにするまで粘る力が必要。
この手の能力って、企業で飼われてきた人間には「ない」んだよね。
勉強が出来る人→「言われた事を忠実にやる人」なんで、独力でゼロイチを作り突破してく能力はない。
経営でいろんな企業を渡り歩いてた人を引っこ抜いてくる方が、色々な意見が入ってくるし、独力思考のやつを迎え入れられるから有益。
故に、フロントは他業種になる。
現場上がりの事実上の最後が本社勤務で、ここが給与のマックスと見て良さそう。
3、販売・店長・VMD・バイヤー
本社勤務の「さらに下」。
本社が方向性を決定し、本社業務で製品を作る。
んで、その「出来上がった製品を売る」のがここ。
重要っちゃ重要なんだけど、やっぱり「製品の段階で売れるかどうか決まってる」のよね。
*ちゃんとした説明をしよう
筆者は長らく酒の販売員をやっていた。
んで「売れる製品は決まってる」のよ。
ビールであれば「スーパードライが最も売れる」。
しかしながら、それは「同価格帯であれば」。
一番搾り(350×6缶)が1180円で、スーパードライが1280円であれば、もちろん一番搾りが売れる。
こういうのは焼酎でも日本酒でも存在する。
要は、売れる商品を売れる価格で置いときゃ売れるんだわ。
だから変な話し「商品を並べた段階で売り上げが決まってる」とすら言える。
このサイトの商品だと、大体4万円くらいまでの品物が売れてる傾向にある。
ここで問題なのは「何が売れるのか?」。
これは「並べてみるまで分からない」。
これを当てるまでが「めちゃくちゃキツい」。
何が売れるか見当もつかないが、その中でやってみるしかない。
新しい製品を作ってみるしかない。
これを決めるのが「経営層」。
現場のデータを吸い上げて検討し、売れるとこまで持ってく。
現場は「降りてきたモノを売るだけ」。
故に「簡単」だと言ってる。
突き詰めれば確かに売り上げは上がる…が、商品開発の影響度に比べたら微々たるモノ。
それが反映されてるのが「給料」。
「現場」は激安。
「やりがい」という夢を盾に吸い取られるバイトと薄給の20代ばかり。
なぜ現場が体力勝負なのか?というと「工夫のしようがない」から。
商品を多く並べて、より長い時間、より多く売るしかない。
んで、現場は超過勤務の割りに薄給という鬼プランが誕生する。
ここに入ると「薄給&最大昇進が本社勤務まで」になる。
中々に厳しいポジション。
4、生産ライン
外部サプライヤーも含む。
いわゆる「下請け」。
ホンハイ的な。
薄給。
5、デザイナー
独立して食ってるタイプの方。
自分のデザインした服を売る方向で頑張ってる方々。
企業お抱えのデザイナーは「VDMと同じ」。
量産型デザイン発注で無個性&薄給。
独立デザイナーは「起業家」。
企業とコラボしたり、自前の服を売り込んだりなんだり。
こっちは成功すると「青天井」。
そりゃ「起業家」だからね。
リスク負ってるし。
お抱えデザイナーは「社畜」。
企業から発注されたデザインを請け負い、個性などいらない。
それは「経営層が決めてる」から。
経営層に沿ったデザインを提案する事を主とし、自己の意見など意に返されない。
リスクを負ってないぶん薄給。
昇進もない。
6、雑誌(Web雑誌含む)
外部の売り込み団体。
ある種「広告の一部」。
イメージに沿った雑誌に広告を出し、そのイメージが好きな読者に届ける。
雑誌は競合が多すぎて薄給気味だが、Web編集長で運営できれば年収数千万はいく。
フォルツァとか、男前研究所なんかがいい例。
これには食い入る余地がある。
7、広告業界
ガチの方。
電通の系統。
これのファッション部門みたいなとこに入る。
結局は「お抱え」だから、激務&それなりの給与で止まる。
8、スタイリスト
服のコーディネートを販売する。
カッコいい格好を作る事でお金を稼ぐ。
物理的にこなせる数が限られる事と「現役女子大生が選ぶモテファッション」みたいな方にユーザーを取られて「単価が暴落」。
狭い業界内で喰い合ってるのと、実は「誰でもなれる」という事が分かったため、デザイナーと変わらない競争率に。
9、オリジナルショップ運営
昔ながらのやり方。
これに「オンライン販売」が混ざると、一気に面白くなる。
実店舗が強いメーカーは、何故かオンラインが弱い。
オンラインが強いメーカーは実店舗を持たない。
…ので「複数を組み合わせる」。
上述のフォルツァなんかは「雑誌&オンライン販売」だし、ファッションレンタルなんかは「コーディネートサービス&レンタル」の方式。
MB氏のやつも、雑誌+販売+コーデサービスだし、この方式は「今最も熱いやり方」だと思ってる。
◾︎…で、どれが儲かるの?
経営かオンラインファッション販売+コーデサービス。
問題は「情報と商品をどっから引っ張ってくるか?」と「金の稼げない期間をどうするか?」。
情報は「足で稼げばいい=実店舗に足繁く通って調査する」し、商品はとりあえずアフェリエイトを使えばいいんだけど、取り急ぎどうしようもないのが「カネ」。
成果が出るまでの収入をどうすっか?っていう。
カネさえあれば、気になったアイテムを買って試す事もできるし、業界の繋がりにカネを使う事も出来て、コンテンツの質を上げることができる。
最初のキッカケが必要。
⚫︎じゃあキッカケを作れるファッションの業種はどれか?
そう。
真の問題は「ここ」。
どこにどういう風に関わるか?
最終的に独立したいし、方法は決まったんだけど、「カネと情報が足りない」。
業界内に身を置く方が勝手に情報が集まるし、横の繋がりも広がるし、どう考えても効率がいい。
じゃあどこにしようか?ってんで悩み中。
ファッション系に携わった経験がある方、情報をくだされば幸いです。
◾︎まとめ
カネだ金!
カネさえあれば…っつっても、毎月30万くらいもらえりゃ充分なんだけど…先に進める!
ファッション業界未経験34歳で年収300万くらいもらえるとこはどこだ!?ってのが最終的に言いたかった事。
しかしまあファッション業界って「分断されてる」よね。
どこに関わるか?で見える景色が変わっちまう。
末端いたら末端しか見えないし、かと言って経営やってたらユーザーの顔がみえないんで嫌。
そういう意味でも「自分にとって丁度いい場所」ってのを探すのがベストなんだろうね。
繰り返しますが、情報をお持ちの方、ご連絡下さい。
よろしくお願いします。