読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自由帳!

超・雑記ブログ!一昔前の、日々思った事を書くスタイル。

めちゃイケ三中オーディション。結果!

経緯やら考察は前回記事の…
をご覧ください。
前回記事のポイントは二つ。
1、ネタは面白いのか?
2、御涙頂戴の「ザ・テレビ番組」の構成で、今の視聴者の心はどれくらい動くのか?
という事を書きました。

■結果
合格44:不合格56
で、三中はめちゃイケを卒業という運びとなりました。

■感想とか
予想通りの「お涙頂戴劇」で合格の流れを取りに来たものの変わりませんでした。
見所は二つあって「投票者が60万人」そして「めちゃイケ好きが審判員だった」という事です。
1、60万人
YouTubeニコ動の「累計再生数」と違い、同じ時間に見ていた人がこの数です。
しかも、視聴=投票が100%とは言えない状況での数字なので、実際の視聴者数はもっと上です。
リアルイベントで言うと「隅田川花火大会が96万人」「明治神宮初詣が100万人」です。
コミケは3日間通算で60万人だし、フジロックは3日間で12万人です。
4時間の放送での限られたピークタイムで、60万人以上が見ているとは想像もしていませんでした。
インターネットでこれだけの人数にリーチ出来るメディアは存在しません。
これはテレビの凄さでした。

2、めちゃイケ好きが審判員。
生放送を見ていた人達は間違いなく「めちゃイケ好き」です。
ネットニュースで感想を書く人には「番組を見てないのに書く人」や「叩きたいだけの人」も一定数いて、Yahoo!系の大勢が集まるサイトでは否定的な意見が多くなります。
しかしながら、時間を割いて「生放送を見る」のは、めちゃイケが好きな人しかしません。
という事は、この5年間の軌跡も見ていた上での「審判」だったという事です。

そしてこの結果と共に、現場と視聴者の乖離がハッキリした形となって表れました。
個人的に一番気になったのは、オリジナルメンバーが「不合格が意外だというリアクションをした」事です。

●なぜそうなるのか?
つまり「鉄板の構成にしておけばクビはないだろう」という古い考えだった。
若い人には古典である、「セカチュー」や「感動の手紙」などの「泣き=感動のテンプレート」と言うのが存在します。
今回の三中映像がまさにそれで、「苦難を糧にし、相方との絆を頼りにここまでやってきた→母親のメッセージ」というテンプレート構成で、視聴者の感動を意図的に作れるだろうという事です。
この意図的な構成を超える、三中の「面白くなさ」と「考えの甘さ」に対して視聴者が「NO」を出した形でした。

これを筆頭にして、今のめちゃイケは10年くらい前に流行った構成から抜け出せていません。
一例として、今回の「バディ矢部オファー」。
最後に子供からのプレゼントを、矢部へではなくオカレモンへとした一幕がありましたが、あれって面白い?
教えた矢部への「ありがとう」が筋であり、それで良いと思うのですよ。
あれでは矢部が報われなすぎだし、「子供達の感謝の気持ち」もどっかに行っちゃってるしで、見ていて気持ち良くない。
めちゃイケ全盛期から一緒に成長していった世代(*筆者は30代前半)としては、もうこの手の「非常識な方法」で笑いを取るのは面白くないんですよね。
今人気ある芸人たちは一昔前の吉本式の「バカにした笑い」が得意な芸人ではなく、バナナマンおぎやはぎを筆頭とした「誰も損をしない笑い」を作れる芸人達です。
共演者と仲良くできる空気を持ち、つまらない事に突っ込みを入れて笑いにでき、不要な嘘(つまり「やらせ」)は最小限にする。視聴者の目線が入ってる人達です。
めちゃイケでも個々人で見れば、「よゐこ」はバカした笑いはほぼなく、「加藤浩次」もコント仕立ての暴力ネタこそ鉄板なものの、白々しい嘘ネタはほとんどしません。
矢部も、そういう部分が年々少なくなっていますし、正直なところ「ディレクター」がそういう「気持ち良くない笑い」を作っていると言えます。
*基本的にテレビ番組というのは「ディレクターの作品」と言われるほど、番組の出来に関わってきます。
みなさんのおかげでした」のディレクターにマッコイ斎藤が入ってから、今や看板の「買うシリーズ」や「とんねるずにハマる芸人」などの人気コーナーが出来、「食わず嫌い」を減らすという英断をしたのは有名なお話し。
それは勿論、視聴者が望んでいた事と一致していました。
岡村隆史は一般的な常識感覚にズレがあるのは、ラジオや女性とのトークを見ていれば分かる通り。対重盛なんて酷いもんです。
そして、いわゆる「回し」が得意でない事も。
岡村は日村と一緒で、非常識な所にむしろ面白さがあります。
つまり「自由にやらせた方が面白い」のです。
もっと矢部や加藤などの「回せるタレント」を前に出して、岡村や濱口などの「自由人」を後ろに配置するやり方に直さないと、せっかくのタレントがもったいない。
そういうズレが大きくなった結果の三中騒動であり、今回のオーディション結果でした。
我々が「ノー」を突きつけたのは、そういう「ズレた感覚」に対してであった、という言い方をしても、言い過ぎではないかなと思います。

■要改善
特に気になったのは「頑張る」と「嘘」です。
1、頑張る
今回の矢部の「バク転」は、正直ドン引きでした。
重い怪我したら、お前ら(番組スタッフ)は責任とれんのか?と。
というのも、ゴールパフォーマンスのバク宙失敗でサッカー選手が死んでいるからです。
それくらい、背後に回るという行為=バク転は「危ないもの」ですし、頚椎関連に何かあれば「障害」が発生する可能性は高い。
ググれば分かる通り、注意事項として「最初は絶対に一人で練習しない事」が必須レベルで出てくる程度に危ないです。
それをスタッフはわかっているはずであり、さらに今回は専門家(バディスタッフ)からの許可も出ていなかった。
その状況下で挑戦させた事は、安全を確認するべき番組スタッフとしてあり得ない事ですし、視聴者も当然それくらい知っている訳で、そんな「頑張り」を見たいとは思わない。
バク転じゃなくて跳び箱12段を飛ぶとかでもいい訳で、なぜそんな不要な無理をさせたのか理解不能。
仮に「許可が出ていたが演出上の嘘を吐いている」なら、矢部の頑張り自体が疑わしいモノになり、興ざめになってしまいます。
つまり、どっちに転んでも「面白くない」。
他の話題になったもので言えば、27時間テレビ岡村隆史のダンス。
あのステージは構成上の無理があったのは周知の事実(27時間のラストで体力がキツい事。その中でぶっ通し1時間踊る事。昨年中居がラストライブ倒れそうになったし、岡村と中居は同年代であるという事から無理であると言われた)であり、それは「頑張り」ではなく、局側の単なるイジメです。
つまり、「企画自体に無理がある」「科学的な危険性が高い」事に対して無理をさせているだけで、それを「頑張る」とは普通は言わない。
そんな無理をさせなくても、今回のサンプライズ発表会みたいな「センスを問われる何かを発表する場」を設ければ、プロ芸人達は各々頑張るはずですし、そこをカメラに収めれば勝手に頑張る映像というのは撮れます。
ゆるい枠を与えてその中で最大限頑張れば充分な感動があるし、枠がゆるい分、芸人の個性が出る余地が生まれます。
伝説のジャニーズオファーはそういう流れだったし、オリ町隆史などの岡村が輝いていた時代(〜06)は、適度な緩さがありました。
今は枠の中でやらされている感が強く、面白くない。
制作側には早急に改善して頂きたいです。

2、嘘
所々散りばめれらた「嘘」
三中の仕込みネタや、「岡村」の総人数の間違いなど、不必要な嘘が多すぎです。
それらは、視聴者を不快にさせないための「必要な嘘」ではなく、整合性が取れていないだけの不要な嘘です。
仕込みネタをするなら「視聴者が仕込みと分かった時点でコントスタート〜オチまで」が「1ネタ」なのに、嘘の頻度が高すぎです。
「ワンハンドレット」や「ナイナイパクリネタ」からスタートし、「相方と仲違い」「人力舎一人合格」など全て嘘(ネタ)であり、スパンが短く頻度が高い。
そんな劣化ドラマは面倒くせえだけ。
演出された笑いを見たい訳ではなく、タレントの力量による笑いが見たい訳です。
三中がその器ではなかったと言えばそれまでとは言え、矢部オファーでも垣間見えた嘘による「過剰演出」は、もう時代と合わなくなっていると感じました。

■まとめ
視聴者の評価を覆す演出はもはや通用しないという事がハッキリした放送でした。
にしても三中は凄いね。
確実に濱口に嫌われ、矢部からは「不満があるのはスタッフの方や」と言われ、岡村のラジオで「悪い部分はカットしてる」発言が出るしと、みちのく逃げたやら、5年やって未だにコメントはおうむ返しのみとか、とにかくダメ要素しか出てこない。
いじるほど三中のダメさが出るので、めちゃイケとファンの判断がいかに正しかったかが良くわかります。

という事で中々興味深い放送でありました。


■後書き
三中がクビになった事で、いや伸び代はあった〜とか、今を精一杯やったからいい、と擁護する意見もあり、当然一理あります。
しかしながら、筆者が考えるのは「自発的に色々やれた時間はあった」という部分です。
プロ芸人の意見を聞く機会は5年間もあった訳で、その中でリアクションや絡み方を学んでいれば「素人キャラからの脱却」や、次のキャラへの展開も充分可能でした。
今回の騒動の後押しで一時的に頑張った所で、みちのくを逃げ出したように、この先同じ頑張りを見せれるかという証明がありません。
三中の同世代(20〜25歳)は、基本的にこの事…要はどうしたら伸びるか?の自発的行動の重要性…を認識している方が多いです。
深く考えずに面白い事が出来る「日村、岡村タイプ」の天才は考える必要がないが、三中はそのレベルではない。
であるなら、基本的な問題解決と一緒で「仮説を立てて実行する事の積み重ね」で、「笑い」を把握していき、また仮説を立て新しい事をしていく。
つまり、この5年間で成長していないという事は「そういう事」であって、これから先の成長は見込めない。
もちろん、いつの日か力をつけて帰ってくるのは歓迎です。

まあ20才であの扱いを受ければおかしくなるのは分かる。
しかしそれが、めちゃイケの看板を背負った「番組の力」でなのか?
それとも、天然素材メンバーのような「自分の力」でなのか?
それは大きく違います。
自分の力で上がってきてほしいと思います。