カラーチャートとか、色合わせのうんちくとかを丁寧に書いてある素晴らしいサイトが多くなりました。
…しかしながら、いつでも重要なのは「カッコ良いかどうか?」、そして「明日から使えるかどうか?」です。
モテるメンズファッションのサイズ選び!
http://currys.hatenablog.com/entry/2016/05/08/234159
でも書きましたが、凝ったコーディネートは服好きにはウケるけど、一般的な異性からは「?」に分類されます。
だから、そんな無駄知識は置いておいて、「明日から使える色合わせ」だけ覚えましょう!
という事でこれ。
■チノパン+モノトーン(+紺)
超万能選手かつ潰しが効くチノパン。
*ここで言う「チノパン」は、薄い茶色のど定番カラーのモノ。
これに合わせるカラーは…
1、黒
2、紺
3、白
です!
●それだけ?
これだけ!
必要なのは…
1、白黒紺Tシャツ
2、白黒紺シャツ
3、白黒紺ポロシャツ
4、黒紺ジャケット
以上!
これだけで、5月〜11月まで過ごせます。
夏は白黒紺Tシャツ+チノパン、白黒紺ポロシャツ+チノパンで6通りの組み合わせ。
春秋は、白黒紺シャツ+インナー白黒紺+チノパンで9通り、
黒紺ジャケット+白黒紺シャツor白紺Tシャツで12通り。
この万能性がチノパンの魅力!
たった4色だけで、これだけの着こなしが可能になるのです♪
■ドレスっぽく着よう
■飽きたら?
白チノパンとジーンズ、リネンシャツを追加。
白パン+リネンシャツ導入の理由は季節感を出すためです。
ジーンズは通年の活躍を約束してくれます。
●季節感
え?なにそれおいしいの?
という、ファッションの代表的なモノがこれなんですが、ハッキリ言います「美味しい」です
何が美味しいか?
「一目で違いが分かるから」です。
要するに、ハーフパンツの「素材(色)版」だと思って下さい。
夏にハーフパンツを履くのが当然のように、春〜夏に色味の涼やかな白パンツと、夏に吸水速乾に優れたリネンシャツを着るのは「定番」です。
…の割に、着用率が高くない(特に半袖リネン)ので、違いになって美味しい、という訳です。
個人的にですが、リネン特有の「透け」と「クシャ感」「吸水速乾」が最も活きるのは「真夏」です。
汗のかかない時期に着る長袖のリネンシャツよりも、7〜9月の汗だく時期に半袖のリネンシャツを着る方が魅力が最大になります。
もちろん、両方買っても大丈夫です。
白パン含めてUNIQLOで各2000円あれば導入出来ますのでオススメです。
■次のステージ
他にも「定番の型」というのが存在します。
夏のパナマ帽が最たるものですが、夏はひとまず上記のだけ使いこなせれば充分です。
さて、では夏が揃ったので秋冬です。
ウール、ツイード、フランネル、ニットを押さえにいきます。
理由は「暖かい素材」だから。
季節感と素材のイメージが一致する事を狙っていきます。
上記した、涼やかなリネンシャツを寒くなってきた秋口に着る事や、白パンツを冬場に使うのは…悪くないですが、最適とは言えない事が分かって頂けるかと思います。
実は冬も「配色は同じ」モノトーン+紺で揃えます。
ここに冬っぽい茶色も入ってくるのですが、実際の所、茶色は茶色としか食い合わせが悪く、2色コーディネート(同系色の明彩を使って2色+モノトーン1色)でしか使いにくいため、ある程度の数が揃うまではオススメしていません。
基本配色(モノトーン+紺)の中に、暖かい素材を使うことによって「季節感」が出ます。
ウールorツイード(グレー)パンツ、ウールorツイードジャケット、フランネルシャツ、ニットアウターなどです。
基本的な考え方は夏と同じ。
夏は光を吸収せず過ごしやすい「白」と吸水速乾に優れた「リネン(麻)」、冬は光を取り込める「濃い色(黒、紺)」をベースに、暖かみのある「ウール、ツイード、ニット」を組み合わせるのが基本となります。
キャメル色は「茶系」に属するモノであり、少々特化させた構成が必要になる事は上記した通りです。
同系色2色+1色が最も簡単に綺麗に見える。
インナー全て黒+キャメルコートや、茶系のニット+ジーンズ+キャメルコートなどです。
白Tシャツorシャツ+黒パン+キャメルコートも定番の組み合わせですが、このようなすべて違う色の3色コーディネートよりも、合計で2色しか使わない!と決めた方が、色に慣れるまでは楽に綺麗に作れます。
キャメルに慣れたら全て解禁!
好みの組み合わせを模索してみましょう!
■まとめ
服は「TPO」と「自己表現」を兼ねています。
「TPO」とは、すなわち「場」…だけかと思いきや、「季節」も入ってきます。
「その時の空気感」に最も合った服装を考案し、そこに「個性をのせる」事が「お洒落」な大人というものです。
日本ではビジネスの場でスーツを着ない事は失礼にあたるが、シリコンバレーではスーツを着ていくと成約率が下がる、というのは有名なお話し。
最初っからカラーチャートと睨めっこする無駄な時間を過ごす前に、ど定番カラーの組み合わせを「試してみる」のがオススメです♪
UNIQLOだけでお洒落を作る事はもう特別な事ではなく、ごく普通の事です。
UNIQLOで友人とあーだーこーだ言いながら散々試着し考えて、納得出来るモノを作り上げてみて下さい。
その時間は非常に楽しいモノになる事を保証致します。
■番外
UNIQLO&ルメールの認知度向上と共に、俄かに「セットアップ」が注目され始めました。
同じメーカーの同じ色を上下で買うだけで、実に簡単にお洒落が出来ます。
流行り始めの兆候もあるスーツ系私服セットアップ。
…筆者個人としては「あまり好きではありません」。
バリエーションの一つとしては、とても良いと思います。
…が、そもそもが上下一緒の色で着ると言うのは「スーツ」、もしくは「ジャージ」しかなく、凄く極端な事が一つ。
そして、私服までスーツでいるのってつまんなくね?というのが、セットアップに対する見解です。
●着用方
Tシャツを着てスニーカーを履いて、スーツっぽさを緩和します。
それでもまだスーツ感が残ります。
なので、「スーツにあまりない色」のセットアップを使う事によってお洒落に見えます。
具体的に言えばベージュなどです。
重要なのは「Tシャツ」と「スニーカー」です。
なぜか?
セットアップの種類は、上記した通り「ジャージ(ヤンキー)」「ビジネススーツ」です。
この「どれにも当てはまらない使い方」が、「お洒落なセットアップ」です。
ビジネスシューズやシャツを使うのが、なぜダメなのかがお分かりになるかと思います。
スーツ寄りになりすぎて「重い」くなってしまう。
なもんで、セットアップはよほど似合う自信がない限り、初見の女の子がいる場所(合コンや飲み会)に着ていく事は止めましょう。
特に普段スーツを着用している人ほど気をつけて頂きたい部分で、平日の「フォーマルな装い」と、休日の「軽く爽やかな私服」とのギャップがモテ服になったりします。
ちなみに女が言う「爽やか」は「色」と「イメージ」です。
爽やかな色使いでも、上下同じというのは「スーツっぽい」=「重い」=「メリハリがない人」になってしまう可能性があるので、非常にもったいない。
大学生くらいだと、スーツを見慣れてない&着慣れてないので、ある程度雑な着方をしても「お洒落に見える」かと思いますが、社会人では逆に作用し誤魔化しが一切効きません。
30代以上の方は良いスーツを見る機会が多く、自身も良いスーツを手にする機会があるため、セレクトショップのセットアップの「レベル」はお分かりになるかと思います。
UNIQLOのストレッチウールジャケット+チノパンの方がカッコ良く決まる場面も多かったりします。
「普段、どういう服装をしているか?」を思い返しながら、私服を選んでみていただきたいと思います。