UNIQLOや、楽天レビューなどで見かける「彼氏、夫、息子に買った」という文章。
彼女や、結婚間もない妻が選んでくれた服は、モノそのものよりも選んでくれた行為が嬉しいですよね♪
…なんてね。
そんな無邪気な事は言ってられない「裏メッセージ」が入っているのも周知の事実。
そう「お前ダセえよ」と言われているのと同じ!
■服を「自分で選べる人達」の考え方
服をプレゼント出来る女の子やお洒落な男達は、当然ながら自分の服は「自分で選びます」。
服を選ぶのが楽しいと感じる層ですね♪
しかしながら「その人達で」は服を贈り合う事がありません。
なぜか?
「ピンポイントで買えないから」です。
そいつ(と自分)がお洒落であるほど「好みが細分化されている(事が分かる)」ため、プレゼントを気に入ってもらえる確率が下がるのです。
それでも贈るとなれば、きっちりとお気に入りのメーカーと普段のサイズを調べて、かつ服装の主軸を担わないモノを渡すでしょう。
コーディネートの主軸を担う、シャツ、コート、パンツ、スカートなどは、サイズ感、素材、形などの「本人の好み」が思い切り反映されていて、こだわりをもって選ばれています。
そこでもし「好みを外したモノ」を渡しても「使わない」訳です。
なのでプレゼントするなら、好みを多少外しても使える軽めのモノを渡すか、プレゼントを一緒に選びに行きます。
これはメンズもおおよそ一緒です。
そのため「お洒落認定」されてるやつは、服を女から一方的にもらう事は「ない」のです。
もし渡されるとしても、渡す人の似合うモノと好みを考え抜いて、厳選された一枚を渡されます。
⚫︎筆者の失敗談
1、メンズLサイズのTシャツを女性にプレゼントしたっていう「闇歴史」がある
2、もらった服はほとんど「使わなかった」
サイズが合わないモノを貰っても困るという基本が1つ。
そして「センスに合ってないモノを渡される」のが痛い。
自分で選ぶものって「だいたい一貫性がある」。
よってそこに「それ以外のもの」が入ると、コーディネートがまとまらない。
「それ用」に買い直す必要がある。
そこでコーディネートの幅が広がる場合もあるが、大抵の場合は「使わない」。
自分もそうだし、友人もそう。
例外は「趣味が同じ」、そして「一緒に買いに行くこと」。
趣味が同じなら「似たセンスをしてる」からハズレない。
一緒に買いに行けば「そいつが欲しいモノ」を買える。
これが最も確実。
サプライズ感はないが、長く使えるモノを手渡す事ができる。
では、それほど厳選していないモノ(ユニクロや楽天の安売り)を渡したくなる時というのは「どういう時なのか?」。
■自分より格下認定されてる時
ぶっちゃけて行きましょう。
そうです。「呆れられてる時」だよ!
「こいつ全然服買わねえな」
「もうちょっと清潔感ある服装をして欲しい」
などの不満があるから、とりあえずの安物をプレゼントされるのです。
大学生カップルレベルでは、まだお互いにファッションが細分化されていないため、男女共一般的なモノを渡しあう事はありますし、むしろ健全です。
*失敗して色々覚えていく過程
しかしながら、25歳を過ぎて、まだ女に服装の事を指摘されていたり(指摘と提案は違います)しているなら、服装に対しての配慮が欠けています。
社会人であれば、シワのないスーツを着て行くことは「周りへのメッセージ」だという事に気付いていると思います。
つまり、時間のない中でもきっちりやれる、という能力を「見た目に乗せている」のです。
カッコつけてるから、身だしなみに気を使っている訳ではない。
そして、そこが分かっているのなら、オフの服装にも気が回ります。
そこまで気が回る男に対しては女から辛辣なメッセージが飛んでくる事はありません。
つまり、「服を渡される事はない」のです。
裏付けのない服を渡される人は、間接的に能力不足だと指摘されてるのと同じだと理解して下さい。
■まとめ
1、「お洒落なやつは服をあまりもらわない」
2、「ダメなやつ程よくもらう」
*大学生までは問題なし。
です。
もちろん、友人や彼女(妻)が本気で考えてくれて、そこにたどり着いたという場合もあるでしょう。
その場合は安物だろうと理由があるので「なんでこれ選んだの?」と聞いてみましょう。
ノータイムで「前にこんなの着てたじゃん」とか、「これあのパンツ(やシャツ)と合うと思って」とかが返って来れば、ありがたく着させていただきましょう。
逆に「服が少ないから」とか、「最近あまり新しいの買ってないみたいだから」辺りの場合は、間接的に貴方の能力不足を指摘されています。
服装は「自己表現」という2000年代前半の風潮から、服装は「能力を表すモノ」という時代に入りました。
ここでいう「能力」とは、TPOや清潔感、自分に似合ってるかという「バランスを見極める力」の事です。
ただ派手な服装をしていても「空気を読めない人」をアピールしているだけですし、逆に地味すぎても「無個性でつまらない人」です。
*ナンパを主軸とする「クジャク理論」では派手な程モテるとされる(キャバ嬢やホストが派手なのはこれが理由)。
しかしながら、いい大人が見ても「一目置かれる服装」というのは、全体のバランスを備えた「ちょっと違う」ファッションです。そのバランスを見極められる人が「センスが良い」と言われます。
人に採寸してもらった完璧なスーツを着てカッコ良いのは当然なんですね。
面倒くさいから女に服を買ってもらうのが当たり前という、服装に無頓着で来た貴方!
ルーティンを組むなり、普遍的な服装を目指すなりして、清潔感にだけは気を配りましょう。
服装は、第一印象で失礼なく清潔にし、好印象を持って頂くための第一歩です。
これを人に丸投げするのは、少々「危険」です。
ファッションのカッコ良さ「以外の面」にも注目してみて下さい。