「サイズが合わない」という意見はよく見る。
…んだが、ある種「当然」。
腕の長さも違えば、肩幅も違い、筋肉量で胸の厚みや着丈も変わってくる。
そこで「自分に合ったサイズを選ぶ」という必要が出てくる。
◾︎どこに合わせるか?
基礎は「肩幅」。
*ジャケットやシャツを基準。
これは、紳士服のシャツで「肩幅と袖丈を測る」という所からも分かる。
実は、着丈は「調整が利く」。
パンツインしたりすると丈は見えないという意味でもそうだし、ジャケットの丈詰めは量販店で容易にできる。
身幅は、あなたが貧弱であれば「緩く」なり、あなたが屈強であれば「パツパツ」になる。
これも調整が利く。
最終的に…
見た目が「こうなるように」調整する。
◾︎服はサイズ感の本当の意味
自分に合った着こなしをする事。
…っていうと「森ガール」とか「B系」とか極端な方向にいきがち。
もしくは「ピッタリしたパンツが似合わねえ」とか「トレンド感が〜」とか。
違う。
もう全然違う。
基礎的な「服の作法」というモノが存在する。
肩幅、身幅、袖丈、着丈に加え、パンツのヒップ、股下(レングス)、裾幅まで含めた「全体のシルエット」を指す。
これは「細かい作業の連続」になる。
◾︎サイズ感は「細かい作業」
一個一個合わせていく。
肩OK、身幅OK、着丈ちょい長い、袖丈OKなどなど。
その合わない部分は直しに出したり、着こなしでカバーしたりする。
パンツも同じ。
とりあえずスキニーじゃなくて、シワが寄らないギリギリのヒップの大きさ、適度な長さを持ったレングス(股下の長さ)、狭めな裾幅を確認する。
これらを積み上げていった先が「サイズ感」。
ただ小さいものを着るのではなく、大きいものを着る訳でもない。
「丁度いい着こなしをする」。
◾︎紳士服はセンスよりも「気遣い」
上記した着こなしは「誰もができる」。
しかしながら「誰もやらない」。
なぜか?
「面倒だから」。
しかしながら「服は社交の一部」だと思っていたらどうか?
この着こなしは「相手のためにする」事になる。
キッチリ綺麗にサイズ感を出して着ている事は、自分の知性と知識レベル、マナーや常識性を相手に示す事になる。
ここに「繊細な気遣いができる」という事は、対人関係においても「同様の事ができる」というメッセージになる。
ジョブズや堀江貴文は「スーツが嫌い」だったが、まさしく「そのまま」だった。
「クリエイティブな破壊者」ではあったが、繊細なやり取りができる「大人な御仁ではなかった」。
もちろん「どちらが良い悪いではない」。
革命者が好きな人がいれば、大人な御仁が好きな人もいる。
俺は「大人になりたい」んで、きちんとした服装をする。
あなたがしたい事をしよう。
◾︎まとめ
サイズ感は「自分で合わせる」。
買い切りで終わりじゃなくて、買う→採寸調整まででワンセット。
あとメーカーによってサイズが微妙に違う。
自分の身体に合ったメーカーや、デザインが気にいるメーカーなどがあるから、それはそれとして考える。
んで、一度この「紳士服のサイズ感」が分かると、他の服を買う時の基準になる。
これが服の作法。
まあでも気にする人は気にするし、気にしない人は気にしない。
キャラの1つではある。
あなたがもし「綺麗にカッコ良く着たい!」と思ってるのであれば、繊細に積み上げていきましょう。
トータルで見たときにすげえ差になってるから。
ご参考になりましたら幸いです♪