お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

メンズファッションという「娯楽」。


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街を歩いていて、人からあまりじろじろと見られているときは、君の服装は凝りすぎているのだ」

という格言が残る、歴史に名を残すダンディズムの始祖「ボー・ブランメル」こと「ジョージ・ブライアン・ブランメル」。

メンズファッションの歴史において、この人の名を知らない人はいないと言われる偉人。

その彼が言った上記の言葉は「メンズファッション」の全てを表す言葉であり、本質を突く言葉でもあります。


◼︎さり気なさに込める「粋」

「着替えに毎日2時間かけた」「納得のいくタイの結び方が出来るまで何枚もタイをダメにした」という逸話が残る、ボー・ブランメル

細部を突き詰めたリネンのタイに加え、自分の身体に合ったサイズ感と全体のバランス、ベルトや左手首から垂らした布で作るディティールなどによって、気品ある「さり気ないお洒落」を形にします。

「複雑に作り込まれたさり気なさ」は、日本でいう「粋」に繋がるものであり、一言で語りきれない魅力を内包します。

もちろん当時の社交界を魅了し「ブランメルの来ないパーティは失敗だった」と言われるほどの影響力を持ちました。

そんな並々ならぬこだわりを持っている彼が、冒頭に紹介した台詞を言ったのです。

そう、つまり「君が振り返られているのなら、その格好は奇抜すぎるのだ」と。


◼︎視線

他人からの視線を受ける場合の意味は2つ。

1、カッコ良い

2、変わってる

のみなんだなこれが。

つまり、貴方が街を歩いていて誰かからの視線を感じる場合、このどちらかだという事。


◼︎異性からの視線

ある程度は、こっち見たリアクションで分かる。

よっぽど自信の無い服装をしているか、自分が「変わってると思ってる」服装を着ている時は、余裕がなくて女の子を見てないかもしれないけど、「自信のある服装」をしている時はちゃんと見れるよね?

…つまり、自分の服装を「納得いくまで突き詰める」のが、「カッコ良い服装」のスタートラインだという事です!


◼︎ツメが甘くなる理由

「試行不足」そして「知識不足」です。

「試行不足」とは…

1、ユニクロセレクトショップに行って片っ端から試着して、自分に似合うサイズや形を把握する

2、セレクトショップやブランドショップに行って店員とコミュニケーションを取り、お任せで一式作ってもらう

などです。

「知識不足」とは…

1、既刊のファッション誌をチェックして自分の好みを大まかに把握

2、その中で真似できそうなモノ、真似したいモノを探し出す

3、それをショップに探しに行き

4、現物の値段と好みを擦り合わせる

というステップです。


コミュニケーション能力が高い人は、店員さんと服談義をすると非常に楽しい時間が過ごせます。

例「最近、こういう合わせ方流行ってますよね〜。流行りの他にはどんな合わせ方がありますか?」

例2「このパンツがずっと気になってるんですけど難しくて。店員さんならどんな使い方します?」

など。

洋服は「好み」が全てなので、気に入らなければ…

「そういう合わせ方なんですね!なるほど。でもちょっと違くて「雑誌名」寄りな合わせ方が好きで、その方向だとなんかあります?」とか

「店員さんオススメのこの色ちょっとレベル高いんで、もうちょい簡単に使えるやつってあります?」

など。

そして一通り聞いて「あ、この店員と好みが合わねえ」と思ったら…

「色々聞いて決めらんなくなっちゃったんで、他のも見てきていいですか?」や、

「なるほど。ありがとうございました。…他のも気になるんで、店内一通り見てきていいですか?」

などと言って、その店員さんから離れましょう。

どれだけ聞いても商品は買わなくて大丈夫です。

筆者は初入店の店で1時間服談義をして試着しまくったのに、その日は買わずに出て別の日にまた行くという事もザラです。

特に文句を言われた事も、行きにくくなった事もありません。

*接客が酷いと有名な渋谷、原宿系ショップは別。恵比寿、目黒も比較的やばいが、まだ話せる店員さんが存在する。

逆に浅い知識で売りかけてくる店員は、上記の「どんな合わせ方あります?」で選り分けられます。

延々と質問して見ましょう。

思い付く質問を全て投げて、「これのトップスだとこのパンツで〜」「トップスがこれでパンツを変えるとこういうのがあって〜」「このトップスに合わせるアウターはこういうのがオススメで〜」「このアウターと合わせるパンツだとこれが〜」と、向こうの引き出しを確認しましょう。

正確な答えが得られず、流行り推ししてきた場合、「今期の流行りってあんまり好みじゃなくて。何か別に店員さんの個人的なオススメってないですか?」と軽く流しましょう。

答えられないなら終了。

しかしながら、ここで店員さんの個人的な好みの服を聞き出せた場合、高確率で「こだわりコーディネート」か「今季の最前線の服装(流行りの一歩先)」が出てきます。

これを聞くのが、まあめちゃくちゃ楽しいのです!

特に「こだわりコーディネート」に当たった場合、一貫した好みから派生するこだわりの品の連続で「そういう合わせ方があるのか!」が連発し、半端なく濃い時間が過ごせます。

その店員さんのオリジナルな知識は、雑誌やネットで拾えるモノとは一味違う切り口で語られるため、リアル店舗でしか手に入らない情報です。


通販が全盛の中、店舗での買い物もぜひ体験して頂きたいです。


●その結果

女の子のリアクションが変わります。それはもうビックリする位。

女の子の…と言うより、もうどこ行っても変わる。

コンビニでの店員の対応がまともになったり、スーパーのレジの女の子の対応が良くなったりと、生活におけるストレスが格段に減ります。

よって余裕を持った対応ができ、相手も自分もノンストレス♪

イケメンは人生イージーモードだという疑似体験が出来ます。

一度でもこの体験が出来れば、もう服を疎かにする事はなく、さらにハマっていくでしょう。

なぜなら、自分のセンスが上がるにつれて「対象範囲が広がっていく」から。

流行の着こなしとモテ服の基本(白シャツとか)を押さえた楽な着こなしで出かければ、謙虚で自信のあるスタイルの出来上がりです。

楽しんで服を買いに行ってたら、遊びの対象も広がるという良い事尽くし。

しかも経験が上がるにつれて「自分の理想とするスタイル」を作れるようになっていく。

雑誌名で言えば「Safari」や「メンズクラブ」系統の「セレカジ&キレカジ」や、「メンズノンノ」や「レオン」系統の「モードスタイル」との「差」が明確に意識できるようになっていき、幅が広がります。

この爽快感がまた凄く、今年はこれにチャレンジしてみようとか、ぶらっと買いに行った先で衝動買いしたコートに合わせた着こなしを考えたりだとか、楽しみがドンドン増えていきます。

メンズの場合はレディースと違って、歳を取っても「渋さ」が活きてくるため何歳でもファッションが楽しめます。

何歳からでも「遅い」という事がないのが、またオススメ出来る理由です♪


◼︎まとめ

ファッションは「最高の娯楽」です♪

何歳でも楽しめて、自己満足だが周りとも繋がっていて、四季が楽しめる。

日々の生活を少しだけ彩るモノにしてくれるファッション。

普段のレジャーに1つのアクセントとして活きるファッション。

面白いですよ♪