ファストファッションと季節の変換性からそう思う。
ちょっと理由をまとめ。
◾︎ラグジュアリーファッションとファストファッション
今は境目が無くなってる。
昔の場合。
簡単に言うと「生地からスタイルを提供する」のが、ラグジュアリーファッション。
その時の流行を追いかけるのが「ファストファッション」
の構図だった。
「ヒートテック」「ブロックテック」などがそれ。
ぶっ飛んだ高性能ではないけど、確かな利便性とコスパを実現。
そうするとラグジュアリーファッションと同じ土俵に乗ってるのね。
◾︎ZARAがぶっ壊した「伝統」
顧客に届くまでに「9ヶ月かかる」という部分。
生地製造→デザイン→プレコレ→見込み製造→店頭の順番。
ZARAは少量を即時ぶっ込んで、売れる商品を割り出す。
んで、そこに追加生産を掛けて、売り上げを作っていく。
それを支えるのが「迅速に服を製造出来る」事。
故に「ファスト」と言われる。
◾︎ファストの行き着く先
これが「レンタル」。
今、実際にトレンドを追い始めて分かったんだけど、サイクルがめちゃくちゃ早い。
早ければ翌年、遅くとも3年でゴミになる。
*トレンド商品(今だと緩めのコーデ)がそれに当たる。
2年くらい着まくって入れ替えていくのがベスト。
そこで、だ。
◾︎レンタルを活用する
どうせダメになるなら、最初っから「持たなければいい」。
ZARAのシステムで、それを「レンタル出来るなら」服を買う必要がない。
毎年どころか「季節毎に」コーデを見直せる。
今年の春物は〜とか、今年の夏物は〜とか、毎回楽しめる。
季節コレクションの改定(三ヶ月毎に行われる)と同時に、改めればいい。
…つか、毎月何かのショーをやってるんで、面白いやつを発掘してくればいい。
◾︎採算
良くあるレンタルサービスが、月額6000円。
ファストファッションのレンタルサービスをやるとして、心理的に3000円まで落とすとしよう。
「全身をトータルで」だから、コートまで含めると約2万。
シーズン(三カ月)で、7人のお客様に使ってもらえたら元が取れる計算になる。
…無理だな。
6000円で4人。
一人一ヵ月借りたとすると「ギリ黒字」。
どうやって利益維持してんだろ?
◾︎自社開発&レンタルが出来れば完璧
なんせ「人気があるやつだけ追加生産すればいい」。
しかもZARAみたいに大量生産じゃくて、受注発注分だけでいい。
在庫はほとんど持たなくていいから「理論上は」うまくいくはず。
◾︎トレンドを見切る力と調整能力
至極当たり前ながら、借りられなかったら「赤字」。
…まあこれはトップから下々まで全部一緒なんだけど。
これは「何処にいても問われる」。
◾︎裏側から見ても有利
プレコレクションという「業者向け」の発表会がある。
そこで小売り(販売店)が、どれだけ買う(在庫を仕入れる)かを決める。
それを「全世界に放送したらどうか?」。
つまり、販売店を介さずに、直でお客様と繋がる。
そうするとお客様の反応から、今期のコレクションの売れ行きを予想する事が出来る。
*少なくとも、服好きな層には。
んで、これを「販売しなくても」いい。
トップオブトップのコレクションは「特別感演出」のために「買う人のみ」の方がいいけど、普通の人には「レンタルで充分」。
むしろ服がありすぎて困るという人が多い。
この分野は、面白そうな予感がする。
◾︎まとめ
ファストを極めていくと「服を買わなくてもいい」という所に落ち着くかも?というお話でした。
ファストファッションより安くコーデを選べて、さらに持たなくていいとなれば、面白い事になる。
そんな妄想記事でした♪