中性的って「どっちでもない」って事なのよ。
お前はどっちなの?
◾︎男なら男らしく。女なら女らしく
「振る舞い」や「あり方」じゃない。
「見た目」。
…いやまあシャネルみたいに「カッコいい女を貫くのよ!」ってんなら止めないけど。
もしくは山本耀司みたいに「反骨心を原点とする」ってブレない軸があるなら。
そういうガチムチな思想が一切なく、普通の「モテたい」という文脈において、そのこだわりは「死をもたらす」。
◾︎ストレートな性的趣向
普通の男女ね。
これは「無いものに惹かれる」。
男性であれば、女性の柔らかそうな身体や仕草、細やかな心遣いに触れると「心が温まるような感覚になる」。
女性であれば、男性の硬く筋肉質な身体やハッキリとした物言いや堂々とした態度、決断力あるリーダーシップなんかに触れると「何かを感じる」んだろう。
*筆者は男性のため、その感覚が全く分からないが。
だから、「ぽっちゃり太めで柔らかそうで、なよなよした男性」とか、「硬く筋張った姉御肌の女性」なんかが割りを食う。
ストレートに言えば「モテない」。
ジェンダーレスってのは「そういう状態を目指してる」って事。
一例を出そう。
◾︎シャツの選び方は「男女で違う」
1、男性
男性だと「肩幅が基準」。
スーツは肩で着ると言われるように、あらゆるメンズのモノは肩が基準。
*余談だが、最近のオーバーサイズブームが気に入らねえのが「ここ」。
社交スーツの歴史と綺麗な着方の作法に則ってないのよ。
要は「型の段階で着崩れしてる」。
私服はある程度着崩しを楽しむモノだが、最近のはやりすぎ。
なもんで、個人的には「距離を置いてる」。
んで、男性のシャツってのは「肩幅を第1基準として他を合わせる」。
ビジネスシャツの寸法が「肩幅」と「袖丈」なのは偶然じゃ無いんだこれが。
その2つが重要であり、「着丈」と「身幅」はさほど重要じゃない。
とにかく「肩をキッチリ出すこと」。
これが基準になってる。
2、女性
「身幅」が基準。
具体的に言えば「バスト」。
個人差がある事に加え、全体の採寸に影響するからと見られる。
*歴史が浅いんで、綺麗に見えるやり方がまだ確立されてない。
次点で「袖丈」。
上にジャケットを着る時にちょい見えするのは男性と同じ。
その代わり「肩幅は重要視されない」。
おっそろしい事に「サイズは変わっても肩幅が変わらない」という。
ここまでが「ビジネス用シャツのお話」。
そも女性のシャツ(私服)は「基礎の形がない」。
襟で遊んでたり、丈が長かったり、袖丈が広がってたり、固定の形にこだわりがない。
だから、着方も千差万別だし、遊び方も豊富。
それが女性シャツの特色になってる。
男性はパリッと一張羅。
女性は多種多様に遊ぶ。
これが性差であって、それを無くすのは「特色を無くすのと同じ」。
◾︎男女共「自分が好きな服装が最強」
理解できないモノこそ、魅力を感じる。
男性の服装は男性にしか作れないし、女性の服装は女性にしか作れない。
男性が女性に服装を作ってもらうと「細かい部分に凝った服装」になる。
端的に言えば「女っぽいふわふわ感が出る」。
いわゆる「オネエ」。
「感覚的な気持ち悪さ」が分かるだろう。
女性が男性に服装を作ってもらうと「さっぱりし過ぎてつまんない服装」になる。
遊びが少なく、効率重視で、色味が少ない。
女性目線では「無味節操な服装」。
男性が作る服を男性が着るから「女性から見て魅力的に見える」。
こういう服装って「女性の発想からは出ない」のよ。
ほぼ単色で、ディティールに凝ってて、効率よいのに「素材にめっちゃ凝ってる」っていう。
もちろん、女性にしか出来ない事もある。
と言うか、女性が作る服を女性が着るから「男性から見て魅力的に映る」。
こういうスカートの感じってのは、男性の発想から出ない。
出るとしたらジェンダー的に壊れてる人。
即ち「オネエ」。
だから、女性ファッション業界の男って女っぽいのよ。
女の発想力がないと女にウケないから。
そして、ここで言う「女にウケる」とは「モテる事を指してる訳じゃない」。
同性として魅力的に映るって事。
異性として魅力的に映っているわけじゃない。
ここを勘違いするとヤバい。
そんな訳で、切り分けは大事。
ある程度は混ざってもいい…が、中性的な方向は魅力を損なう。
◾︎まとめ
ジェンダーレスは魅力を損なう。
自分の性別に合った、自分が好きな服装をしよう。
それが最も分かりやすくモテる服装になる。