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イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

真冬にオススメの軍服コート(ミリタリーアウター)「M65」の「着こなし」。*主にマルコ・ザンバルド氏。

 

マルコ・ザンバルド氏のM65カッコいいな〜とか思いながら色々調べた結果を報告する。

 

*マルコザンバルド氏のM65

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詳しくは後述。

 

◾︎M65とは?

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最新の軍服。

この一個前が「M51」、いわゆるモッズコート。

これの進化版。

M51の「フードを襟に収納して」「ショート丈にした」のが「M65」。

合理性を求める軍服において、60年代から変わってないってのは相当な完成度。

*2008年に正式採用が終了。後継は不明。

まあとにかく40年近い歴史がある服。

 

◾︎重要なポイント

1、素材

ナイロン50%、コットン50%の物が正式な「M65」。

コットン100%のモノは「フィールドジャケット」っつって、春秋で着用するもの。

微妙にサイズ感も違うし、素材感も当然違う。

何よりも寒い。

ナイロン&コットンのモノは、防風、防水を考えてその素材になってる。

伊達でその素材なのではなく、ちゃんと意味がある。

通称「ナイコ」と言われる。

個人的にはダセえから絶対に使わないけど、見たり聞いたりする場合もあるんで、覚えておいて損はない。

 

2、ライナー(インナー)のあるなし

ガチなM65は「着脱可能なインナーが存在する」。

これで真冬の着用にも耐え得る。

ちなみに、必ずしも「製品と一体になってるわけじゃない」。

アルファなどは「別売りのインナーがある」。

本格的なモノは耐久性もあるし、真冬も使えるし、色々とメリットが大きい。

 

 

◾︎サイズ感

本来の軍服としての用途だと「一番上に羽織る」。

よってかなり大きめのサイズになる。

チェスターコートが「ジャケットの上に羽織る作りになってる」のと同じ。

ニットの上に直接着ると肩落ちするくらいのサイズ感。

しかしながら、タケオキクチのM65なんかは「小さく作られてる」。

ニット直で丁度いいくらい。

それが好きならば良い。

…が、軍服的「男らしさ」を活かすなら、チェスターコートと同じサイズ感で選んだ方がカッコいい。

ちなみに薄手のフィールドジャケットなら小さめのサイズ感がいい。

理由は簡単で、Tシャツの上に羽織るから。

そういう用途に合わせたサイズ感も大事にするとカッコよくなる。

 

⚫︎重要なのは「丈」と「ウエストのドローコードを締める事」

着丈はジャケットと同じ丈がベスト。

通常は長い。

よって短めが欲しければ、カスタムしたメーカー別注系などをオススメする。

個人的には、ちょい長めでも気にせず着るのがオススメ。

身長の問題もあるんで、着丈は気にし過ぎてもしょうがない部分だったりもする。

まあディティールまでこだわるなら、やはり「短めの方がカッコいい」。

ケツ半分カブるくらいの、ジャケットの着丈辺り。

画像のマルコ・ザンバルド氏もそのくらいだし、他の海外スナップを見てもその辺り。

しかしながら、雰囲気だけ欲しいなら、それなりのサイズ感で合わせちゃっても大丈夫。

昨今の緩め流行により、多少デカいのは許容範囲。

 

そしてエストのドローコード。

これは言わずもがな。

エストの絞りを作る事で、ジャケットのような逆三角形の美しいシルエットになる。

これはM51(モッズコート)でも同じ。

絞ると美しいが、絞らないと寸胴で真っ直ぐなラインになってしまう。

それが好きなら良い。

しかしながら、マルコザンバルド氏のような着こなしをするなら、ウエストは絞った方が良い。

*ちなみに

マルコザンバルド氏は「裾のドローコードも絞ってます」。

下で着こなしの画像を貼っているんだが、そこに裾のドローコードを縛ってあるのが載っています。

 

その辺りを踏まえて、マルコ・ザンバルド氏の着こなしを見て欲しい。

 

◾︎着こなし

1、マリンカラー+α

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最初の画像の拡大版。

マリンカラー&M65の対比が凄い。

 

2、マリンカラー亜種

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マリンカラーはインナーが白でもいける。

 

3、ネイビーM65

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ネイビーのM65の使い方。

 

4、カモフラ

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茶系でまとめてる。

この辺のセンスは「流石すぎる」。

 

以上!

あとはニュアンスだけ拾って、自分がいいと思う着こなしをしてみてくれ。

 

◾︎具体的な「モノ」

1、アルファインダストリーズ

アメリカの軍服と言えばこのメーカー。

アメリカ軍用に納品していた歴史も持つ。

*軍事用は「ミルスペック」と言って、民間用と異なる作り方をしてる。

まあとにかく正式に納品していたという歴史がある。

なもんで、品質は折り紙つき。

あえて注意点を言うなら「デカい」事。

アメリカンなサイズ感を敬遠する人も多々いる。

 

⚫︎M65


 

 

元々アメリカ製+軍服ってんで「2サイズダウンで丁度いい」。

一度は必ず試着してサイズ感を確認して欲しい。

 

⚫︎インナー(ライナー)


 

真冬にはこれも買おう。

 

3、カモフラインナー


 

亜種が欲しければこれ。

インナーだけカモフラってのも面白かったりする。

 

*ちなみに

楽天リンク先の店舗の「ジャラーナ」という店はアメ横にあるアメカジショップ。

ガチガチの硬派なアメカジショップなんで、楽天で買うならこの店で買うのがオススメ。

返品、交換対応もしっかりしてる。

どこぞのショップで買うくらいなら、このショップで買う方がいいとオススメできる数少ないショップ。

他でもアメカジが欲しい時は第一選択肢になり得る。

知っておいて損はないショップ。

 

2、 エンメ・ゼータ・アルキーヴェ(MZ Archive)

マルコ・ザンバルド氏のブランド。


 

 

ご覧の通り、めちゃくちゃカッコいい。

問題は「価格」ね。

40万すんのよこれ。

手直しリメイクらしのでこのお値段。

価値がわかるあなたにオススメ。

 

ちなみにリンクはないが、マルコザンバルド氏が着てるM65は「全て市販されてる」。

個人輸入なんかで取り扱ってるとこもあるんで、欲しければググってみるといい。

 

◾︎まとめ

ガチなM65は「ナイロン&コットン」で「インナーがあり」「少し大きめ」。

ちなみに日本だと「スーツに着れる」ってのがあるけど絶対に止めとけ。

理由は簡単でフォーマルな用途じゃないから。

軍服はワークウェアであり、私服で使うモノ。

フォーマルは相手に礼を尽くし、マナーを証明するもの。

フォーマルは平たく言えば「相手のための服装」。

そこにモッズコートやM65を着ていく事は、相手にとって礼を欠く行為。

自分が気持ち良くなる服装は私服の時にやれ。

なもんで、あなたがいい大人であれば絶対に止めろ。

その代わり、私服で暖かく楽しむのには最高。

耐久性もあるんで、向こう5年はゆうに使える。

真冬の強い味方「M65」。

オススメです♪