お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

UNIQLOのハイブリッドダウンパーカを買ったので、使用後の詳細レビュー。

 

結論から言うと「ハイブリッドダウン=シームレスダウン→ウルトラウォームダウン」の順で暖かい。

*2023年のユニクロ表記によると、シームレスダウンよりもハイブリッドダウンの方が暖かいとなっているが、個人的にはほぼ同等だと感じた。ハイブリッドダウンは改良前は650フィルパワーのダウンを使っていたが、現在はシームレスダウンと同じ750フィルパワーのダウンに変わっている。

その他見た目など含めて、2020モデルのハイブリッドダウンパーカを使いまくった感想などを。

 

◾︎ハイブリッドダウンの見た目はウールリッチのアークティックパーカー寄り

ハイブリッドダウンは平野歩選手監修のスノボパーカーからスタートしているという。

しかしながら、「身幅が絶妙に細め」「少し長めの着丈」に加え「スポーツっぽいデザイン」で、細身なカジュアルアウターという形になっている。

結果、イメージしやすいのは「丈の短いアークティックパーカー」。

*メーカーは「WOOLRICH(ウールリッチ)」

最強ダウン"アークティックパーカ"の限定・別注モデルを総まとめ! | メンズファッションメディア OTOKOMAE

 

*詳しく知りたい人はこちらへ。

otokomaeken.com

 

実はカナダグースとかアークティックパーカーとか、街着のシリーズとして出ているモノは「身幅が狭い」。

*別注のシリーズのモノは丈も短い。ノーマルのアークティックパーカーのLの着丈が82~83cmなのに対し、別注では80~81cm。ハイブリッドダウンは78cm。

理由は簡単で「カジュアルかつスマートに見える」から。

要するに「ファッション」。

 

しかしながら、実際の南極仕様だったり、寒冷地仕様のモノは、もっと「身幅が大きく」「丈も長く」「ダウンの量も多い」。

いわゆる「着膨れダウン」「ミシュランマン」と言われるのがガチ仕様。

街着のモノは「細く」「スタイリッシュ」になってる。

なもんで、丈こそ短いものの、どちらかといえばアークティックパーカーに寄ったデザイン。

スーツやジャケパンにスポーツミックスで着たり、細身のカジュアルで着たりする方がハマる。

スノボっぽくオーバーサイズで着たいなら、平野歩選手謹製のモデルがオススメ。

こちらはオーバーサイズが基本で、パンツ含めてオーバーサイズで合わせるとハマる。

 

◾︎使っているダウンの保温力は、ウルトラライトダウンとほぼ同じ「だった」

*この項目は「2020年モデルとの比較」です。2023年モデルとの比較は詳しく後述します。

▪羽毛の質と量がほぼ同じ

ダウンの暖かさを分けるポイントは二つ。

「フィルパワー」と「量」。

フィルパワーは「質」。

同じ羽毛量でもフィルパワーが高い方が暖かい。

UNIQLOは640。

無印は750。

よって同じ量を使ったダウンであれば、無印の方が暖かい。

このフィルパワーが、ウルトラライトダウンとハイブリッドダウンパーカで「同じ」。

そして次に左右されるのが「羽毛の量」。

俗にミシュランマンと言われる着ぶくれするタイプのダウンは暖かい。

UNIQLO製品だとシームレスダウンシリーズとの違いになる。

明らかに分厚く、温かそうなものほど暖かい。

これも、ウルトラライトダウンとハイブリッドダウンパーカが「ほぼ同じ」。

羽毛の質も量もほぼ一緒。

つまり、ほとんど同じ保温性だと思ってよい。

中綿を使っていてさらなる保温性はあるが、肝心の身体の中心部はダウンであり、そこの保温性は一緒である。

ダウンという意味でスペックを見ると、その程度しかない。

 

*追記

2023/11/06現在、ハイブリッドダウンは「750フィルパワーのダウン」に変更されました。

要するにシームレスダウンと同じであり、高品質を謳っている無印のダウンと同等になった。

つまり、シームレスダウン及び無印ダウンと同じ保温力を持つようになった。

そうすると、以下に書く「暖かい理由」の分だけ保温力が上がるため、かなり高性能なダウンになりました。

 

◾︎ウルトラライトダウンとの違いは「防風素材」と「丈」、そして「発熱中綿」

ハイブリッドダウンのアウター部分が「風を通しにくい素材」になっている。

雪山やらバイクやらの風との闘いになる場所で必須とされるのが「防風」。

風対策が必須な場所での着込み方は「インナー+中間着+防風アウター」で構成される。

中間着にフリースやライトダウンなどの「保温性の高いモノ」を着て、アウターで風を防ぐのが目的。

ウルトラライトダウンに風を通さない綿アウターを着ると「凄く暖かくなる」。

ハイブリッドダウンは「そういう構成になってる」。

一枚で中間着の保温性と、アウターの防風性能を備えている。

 

そして「丈」

風を防ぐ上で非常に重要。

ちょっと長い丈が、寒い日の違いになってくれる。

 

そしてキモの「発熱中綿」。

普通の中綿との違いは、システムとしては単純にヒートテックと同じ。

水蒸気から発熱する。

中綿自体、既に防風保温作用があり、素材としては優秀である。

理論よりも重要なのは「実際に暖かいのか?」だ。

 

◾︎実際の暖かさは?

高性能ダウン並みの性能。

ダウンの保温力+中綿の保温力、防風性能。

その分、価格もかなり上がっているため、9900円(セールで7900円以下)だった2020年くらいの軽い感じで購入するのが難しくなっている。

*2023年は12900円。セールでも11900円という強気の価格で売っている。

良くも悪くも「価格なりの保温力がある」と思ってよく、見た目通りの暖かさはあります。

 

◾︎さらに「透湿性がある凄さ」

「透湿性=汗を逃す力」。

単純に快適性だと思ってくれていい。

通常の中綿アウターは「透湿性がほぼない」。

ワークマンのなどを着れば分かるが、汗をかくと蒸れまくりで超絶不快。

それが普通なのだが、ハイブリッドダウンではその対策が素晴らしい。

透湿性のある素材であることに加え、前身頃にダウンや中綿を入れないコトによる「適度なベンチレーション効果」で汗を外に逃している。

その分、保温性に劣るが、快適性と天秤にかけた場合はベストの選択肢と言える。

徒歩や電車などの汗をかく状況で使う場合、確実にプラスの効果がある。

痒いとこに手が届く仕様といえる。

 

◾︎まとめ

見た目や使い方はアークティックパーカーをイメージしてもらえると分かりやすい。

カジュアルで着るより、スーツとミックスしたり、スポーツをミックスしたりする方がハマる。

ダウンの保温性は「シームレスダウンと同等のレベル」。

750フィルパワーで、高品質と言われている無印のダウンとも同等の数値。

防風素材の外側の素材と、保温性の高い中綿により、ライトアウターな見た目以上に暖かい。

暖かさは「ハイブリッドダウン=シームレスダウン→ウルトラウォームダウン」の順番。

ハイブリッドダウン及びシームレスダウンは、0℃前後の寒い朝or自転車まで対応。

ウルトラウォームダウンは、0℃以下or釣りバイク対応。

自分がどの状態で使うのか?基準に選んで下さいませ。

 

ちなみに「昔のハイブッドダウンを知ってる人」は、一段階パワーアップしてるので要注意です。

*昔=2021年より前。

昔のライトダウン+αくらいの保温力というイメージでいると「逆の意味で裏切られ」ます。

秋=15℃以下=ライトダウン

冬=10℃以下=ハイブリッドダウン、シームレスダウン

真冬=0℃前後=ウォームダウン

という感じでイメージしたいただけると、期待通りの効果が得られるかと思います。

 

良い選択の道標になれば幸いです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。