お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

UNIQLOの「スフレヤーンモックネックセーター」購入!20年と23年モデルの比較レビュー

 

ほぼ完璧なニットだった。

 

商品はコチラ

www.uniqlo.com

 

本格的な比較に入る前に、まずスフレヤーンの「何が良いのか?」をレビュー。

 

▪ニットに求める要素をもれなく備える

ニットに何を求めるか?

主に「見た目」「暖かさ」「値段」辺りではないだろうか?

まさにそれを備えるのがこの商品。

それぞれの要素を少し細かく解説する。

 

▪見た目と内容

このニットは、いわゆる「ミドルゲージ」と言われる厚みのモノ。

ゲージというのは糸の細さの事で「種類としては、「ハイ、ミドル、ロー」がある。

ハイゲージが薄くて光沢がある、フリースより薄い厚みのモノ。

ミドルゲージは少し分厚く、フリースくらいの厚みで、いわゆるニットと言えば一般的にはこれをイメージする。

ローゲージはガチで分厚く、厚手のパーカーくらいの厚みがあり、アウターとしても使えるガッチリした作りのモノ。

 

一般的に、ミドルゲージニットに求める見た目は「ふわっと感」。

ニットにしか出せない厚みと質感、暖かそうな見た目を求める事が多いと思う。

それを満たすのが、このスレヤーン。

「ぱっと見ふわっと暖かそう」。

そんな見た目です。

 

*余談「天然素材との違い」

天然素材(カシミア、ラム、メリノなど)は、冬の使用において「明確に優れたポイントがある」。

それは「吸湿+撥水性」。

汗は吸湿するが、外の湿気は弾くというシロモノ。

汗をかいて濡れると、気加熱によって熱を奪われる。

これが冬場だと「物凄く寒い」。

なので冬物インナーには「蒸れない透湿性」と「すぐ乾く」が必須となる。

天然素材のセーターは「濡れにくい+濡れてもすぐ乾く」ため、冬場の保温着インナーとして素晴らしい作りとなっている。

*ちなみに、フリースも「すぐ乾きます」。

 

スフレヤーンは「アクリル」と「ポリエステル」。

そのため、純粋な機能としては天然素材のモノに劣ります。

機能性重視であれば、天然素材のモノをオススメします。

 

▪値段

3990円。

*セールで2990円。

UNIQLOにしては少々お高く感じる設定。

セール価格なら、まあ納得できるかと思います。

なんで値段が重要なのか?

という事で次。

 

▪︎ニットの寿命は「約2シーズン」

暖かく、見た目も良いニットの「唯一の問題点」。

それは「毛玉ができる」コト。

毛玉ができると不摂生というか、非常にだらしない見た目になってしまいます。

その毛玉が、だらしなく見えるくらいまで大きくなるのが「約2年」。

*使い方にもよります。2〜3枚程度をヘビロテして使うとそんなもんです。逆に5〜6枚を回して着るのであれば倍の寿命になります。

頻繁に買い替える前提で考えると、この「2990円(セール価格)」というのは、非常にバランスの取れた価格になります。

ふわっとした良い見た目で、そこそこの暖かさがあり、この価格で買える…という。

 

▪︎毛玉対策

ちなみに、毛玉ができる原因は、服と擦れて繊維が絡まる事です。

繊維が絡まってどんどんデカくなっていき、見えるようになったのが「毛玉」という事。

毛玉を防ぐ方法ももちろんあります。

それは「着るたびにブラッシングする」「小さい玉のうちに毛玉カッターで切り落とす」です。

ブラッシングして、絡まった毛をほどいてあげる事で毛玉になるのを防ぐ。

玉ができても、大きくなる前に切り落とす。

 

ちなみに筆者は両方やったことがあります。

正直なところ、毎回ブラッシングは「面倒すぎて着る機会が減ります」。

そして、毛玉カッターは「毎年やらないと玉になります」。なので同じく着る機会が減ります。

結論として、1万円のニットを大事に使うよりは、4000円のニットを2年使い倒して買い替える方が精神的にラクでした。

この事から「ニットの寿命は2年」としています。

 

「丁寧に扱ってあげられるのであれば」高級品を長く使うという選択肢もありですので、ご承知おき下さると幸いです。

 

▪さらに「洗える」

通常、ニットというのは「洗えない事が多い」です。

代表的な素材である「毛(ウール)100%」「カシミア」素材は洗えないモノが多いです。

理由は「縮む」「玉になる」「色落ちする」などが起こり、結果として「品質が変わってしまう可能性があるから」です。

まあ実際のところ「手洗いで洗えば洗える」し、筆者は上記素材でも自分で洗っていますが、品質としては確実に劣化します。

そんな事を一切気にせずに、洗濯ネットに入れてスパッと洗えるのはUNIQLOの魅力です。

洗濯表示としては「手洗い、ドライクリーニングのみ」ですが、その辺は2年しか使わない強味があります。

使われてる糸もアクリルとナイロンでスポーツ用品に使われるような合成素材なので、強度は確かです。

なので、そんなに気にしなくてもいいというのも大きいです。

見た目を綺麗にという意味でも、コロナ禍に清潔さを求める意味でも、洗えるというのは非常に大きいです。

 

▪「痛くない」のもポイント

毛100%のニットは痛い事が多い。

理由は「繊維が細く」「尖っているため」「肌に刺さるから」です。

スフレヤーンニットは「痛くなりにくい」です。

*ちなみに素材は「60% アクリル」「30% ナイロン」「8% 毛」「2% ポリウレタン」です。

 

筆者の経験上、毛100%は無印でもユニクロでもほぼ確実に首回りが痛くて着てられないですし、安いタイプのアクリル素材も刺さるモノが多いです。

しかしながら、スフレヤーンは痛くない。

人によっては痛い人もいるかとは思いますが、筆者の経験上「痛くなりにくい方の素材」だと感じました。

 

▪︎20年と23年モデルの比較

1、サイズ感は小さくなった

20年モデルは明らかにオーバーサイズスペックだった。

ただでさえ使ってると伸びるニットという形式なのに、既製品の状態で既にデカいという。

オーバーサイズで使いたい人には良かったが、ジャストサイズで使いたい人にはワンサイズダウンする必要があった。

そこから、23年モデルは「普通のサイズ感」になった。

少しジャスト寄りで使えるため、いつも通りのイメージのサイズで購入すれば良くなった。

もし前のモデルと同じ感覚で買うとイメージと違くなら可能性があるので、ご注意下さい。

 

2、質感アップでよりウール調に

より高級感が増した。

以前はいかにもアクリル+ナイロンな硬い素材だったのが、今年は柔らかな風合いの「ほぼウールと言っていいレベルの素材」となった。

柔らかな手触りと見た目で、セールで3000円で買えるニットとしては最高峰と言っていいと思う。

 

3、色合いが柔らかくなった

ちょっとレディース寄りに。

特にブラウンは薄めの色合いで、メンズで使いやすいコーデュロイパンツのようなブラウンとは一線を画す、良く言えば「上品な」、悪く言えば「ハッキリしない」色合いとなった。

この辺は好き好きなので、細かくは言及しない。

とにかく、素材感を含めて、非常に「柔らかい印象のニット」となったのが、23年モデルです。

 

▪まとめ

スフレヤーンニットは、総合的に良い商品です。

見た目よし、暖かさよし、価格よしで、オススメです。

さらに「洗える」。

そして「痛くない」。

普段着で気にせず使い倒せるトータルバランスの良い逸品です。

 

20年モデルと23年モデルの差は「サイズが小さくなった」「質感が上がった」「色合いが柔らかくなった」。

サイズは通常のUNIQLO既製品と同じサイズなので問題ない(以前が大きすぎただけ)し、質感アップは全ての人がメリットを受け取れます。

「柔らかい色合い」が少々意見が分かれるポイントで、レディース寄りな形になりました。

良く言えば「上品」。

悪く言えば「ハッキリしない印象」です。

…まあメンズはブラックを買えば、色合いは気にする必要が無かったりしますが。

 

そんな感じで「かなりオススメのニット」です。

 

参考になれば幸いです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。