「非日常感を感じれる」のが「フルサイズスクーター」。
カッコつけて休日に出かけるような感じ。
「気ままに自転車感覚で流し乗りする」のが「155スクーター」。
リラックスしてちょっとそこまで〜に最高なジャージと一緒。
迷ってる人の指針になれば幸い。
▪︎FORZAに「乗った感覚」
1、久しぶりに乗った感覚は「重い」「デカい」
台風やら雨やらで、4日空けて乗った。
そしたら「ちょっと手に余る」感覚がした。
乗れないと感じるほどではないけど、明らかに自分より上の物に乗ってる感覚があった。
乗ってれば慣れて感じなくなるレベルなんだけど、なんかこう「薄い違和感」みたいのがある感じ。
これが良く感じる時もある。
非日常感を楽しみたい、つまり「どっか遠出する」と腹を括って乗る場合。
この時は、この違和感が「普段できないことをしてる」「デカいモノに乗ってる」「遠くまで行くための頼れる相棒」として認識される。
しかしながら、ごく普通の普段使い(20km未満くらいの距離)の場合、この違和感が悪い方に作用する。
その辺は、詳しくは後述する。
2、スリップするとヤバい
FORZAで、幾度かスリップした場面があった。
冬のマンホール上でUターンかまして前輪が滑ったり、
雨の日に普通のカーブで後輪スリップしたり、
という事があった。
んでポイントは、この時に「ヤバいと感じる」事。
知っての通り、FORZAは車体が重い故に「機敏に動かない」。
結果「滑っていくスピード」と「車体をコントロールできる感覚」が「一致しない」。
滑ってもコントロール不能になることはない(いずれも転びはしなかった)んだけど、むちゃくちゃ怖い。
ちなみにこれは、NMAXの時には無かった。
あっちもあっちで発進で滑ったり、カーブで跳ねたりしてたけど、車体の軽さと「軽く扱えように作ってある(機敏に動くように作ってある)」関係で、そんなに怖く感じる事がなかった。
*リカバリーできる。
FORZAは、車体任せで乗ると楽しいし物凄くラクだし安定してる。
…んだけど、なんかあった時にリカバリーできる感触がない。
乗ってると乗らされてるのギリギリもライン上にあって、それが落ち着かない。
それと似たような感じで、次の感覚がある。
3、リンク感が薄い
「このくらいアクションしたら、このくらいリアクションするだろう」っていう感覚。
アクセル開度と加速力+エンジンの唸り方だったり、
車体を倒そうとした時の、倒れ込みのスピードだったり、
ブレーキをかけた時の、スピードが落ちる感覚だったり、
加減速の前後のピッチングだったり、
そういうのが「ワンテンポ遅い」。
そしてこれは、おそらく「ワザと」やってる。
ワンテンポ遅れるからこそ、あらゆる場面で過敏にならないため疲労感が少なく、高い速度域でもピーキーになる事なく、乗りやすい特性になってる。
当然ながら、反応速度は人によって異なる。
身体を使うことが日常になってる「スポーツやってる人」とか「肉体労働をしてる人」などは、反応と動きが限りなく連動してる=反応が速い。
その反面、頭脳労働がメインの人や、インドア趣味を好む人などは、身体反応が鈍いため、反応が遅い。
ちなみに筆者は「根っからの肉体労働タイプ」なので、反応が遅いとイライラする。
…で、つまり「FORZAの良いところ」と「俺が欲しい反応」が「一致しない」。
交差点の90度カーブみたいなところだと、思ったよりも速度を落として、自分の感覚よりもワンテンポ遅らせて操作しないと、思った通りのラインで動かない。
他にも再三こういう場面があって、フル加速では車体の重さ故に一致感がなく、フルブレーキでは重すぎて身体が辛い(踏ん張る力がむちゃくちゃ必要)し、コーナーでは自分の感覚で入っていくと曲がらない。
最初は慣れで解決するだろうと思ったし、そういうバイクを自分で選んだんだからまあOKと思っていた。
…けど、約3年乗ってほぼ思い通りに動かせるようになった上でも、未だ拭えない不一致感が残る。
これもしかして、俺の感覚と一致してないんじゃね?っていう。
というわけで、比較として3年前を思い出してみる。
▪︎NMAXに乗ってた時の感触
1、乗れる感
安心感とも言う。
出先で色々やって帰りに跨った時に、なんか「自分のバイクに帰ってきた」感触があるというか、無理してない感覚があった。
2、細かい道にチャリ感覚で入っていける
「ちょっとあそこ行こう」で、戸惑う場面がほぼなかった。
FORZAだと、ちょっとめんどくせえなと感じる場所が結構ある。
3、リンク感
いわゆる「振り回す」乗り方がギリギリできる感覚だった。
4、加減速の気持ち良さ
40kmくらいをダラダラ流してる時の気持ち良さとか、ここで加速と思った時のエンジンの唸り方とか、ちょっと物足りないと思うことはあったけど、反応が遅いと感じる事は少なかった。
どちらかと言うと「反応はしてるけど遅い」という感じで、排気量的にしょうがないよねと納得して乗ってられた。
5、乗り心地がク◯
これこそが買い替えた理由。
フロントが暴れる+リアのドンツキで、上半身全部(首、肩、腰)が痛くなるという素晴らしい乗り心地を提供してくれた。
…ただし、空気圧も今ほど頻繁にチェックしてなかったし、色々試したわけでもなかった。
そのためもし今のNMAXを買った場合、「NMAX自体の進化」と「俺のスキルアップ」により、前より少しマシな状態で乗れるのでは無いか?という。
▪︎結論
多くのバイク乗りの方が「自然に2台持ちになってる」のは、確かな理由があると確信できました。
*大体の方が、125〜155cc1台+大型1台(以上)の、2台(以上)持ちで運用してる。
125〜155クラスにはその良さがあり、
重いバイクには重いバイク故の「非日常感」がある。
一台でその両方を味わうことは不可能なので、自然に2台持ちに落ち着く。
「自分が欲しいと感じる部分」と「バイクの特性」が合致したやつを買うと幸せになれるかと思います。
筆者の場合「反応が速い」方が「一致感があって気持ち良い」です。
乗り心地の悪さは多少受け入れる方が良さそうです。
結論「フルサイズスクーターは人を選ぶ」。
稀の遠出のためならtmax560やXADVの方が楽しく快適だし、街乗りなら各種155ccが非常に快適で楽しいです。
ちなみに、2台持ちを1台にしようとしてる方は「2台持ち継続を強くオススメします」。
バイクは「いいとこ取りは不可能」です。
軽く、リラックスして楽しい街乗り用と、
重く、非日常を味わう用と、
完全に分けた方が満足度が高いです。
多くの人が2台持ちをしてるのが、その証明です。
どっちかにする場合は「どっちかにしましょう」。
街乗り用で気合いを入れて遠出するか、遠出用で気合いを入れて街乗りするか、どちらかをお選び下さい。
どっちもだと、どっちも中途半端になって、結果的に満足度が低くなります。
こちらからは以上です。
スクーター選びで悩んでる人の参考になれば幸いです。