さて、のっけから「諸兄にお訊きしたい事がある」。
ファッションスナップから出てきたような誰が見てもお洒落な女性と「話してみたいと思うだろうか?」。
その美しい&可愛い女性が同じ職場やクラスにいたとして…つまり「実際に目の前にいて話しかけるとして」と考えて欲しい。
おそらく大半の人は、楽しそうと感じるよりも「むしろプレッシャーを感じる」だろうと思う。
少なくとも筆者の場合はそうで、若くて綺麗で可愛くてバッチリファッションをキメた女性と話すときは、相手がどういう性格であれ「少なからず緊張する」。
それよりも、もっと緩く構えてる気楽に喋れる人と話す方が楽しい。
つまり、お洒落だからといって、この人とコミュニケーションしてみたいと感じるか?というと「必ずしもイコールではない」。
つまり、美麗な外見というのは「威圧感を与える要素にもなる」という事。
では「話してみたいと感じる相手」とは、どういう人か?
◼︎リラックスできる人
人が話してみたいと思うのは「リラックスできる相手」である。
男性諸氏が求めているのは、完璧なコーデを決めた隙のない港区女子のような超絶美人ではなく、少し地味で分け隔てなく人と接してる人か、ギャルみたいなとりあえず誰とでも喋ってるような「こだわりがなさそうな人」だろう。
これは当然「逆も同じ」。
キメキメでカッコつけた仏頂面の超イケメンより、少し地味で色んな人と話してるようなやつの方が「話しやすい」。
つまり、モテるためにお洒落とは「必ずしも必要な要素ではない」のである。
◼︎モテるために必要なお洒落
「普通である事」。
男性であれば、ジャケット、シャツ、チノパン辺りで無難にまとめておけば「充分」なのである。
むしろそれ以上のお洒落は相手に圧力を与える。
なんなら「少しダサいくらいでもいいレベル」である。
モテるためというか「人とコミュニケーションを取るため」には、お洒落であろうがなかろうが特に関係ない。
◼︎お洒落に「見せたい」は「エゴ」
要は「自慢」。
「洒落てる俺をみてくれ」という事である。
自撮りコーデのスナップが気持ち悪い理由はここにある。
*このブログでは自撮り写真は一度も使ってない。なんか気持ち悪い感じがして嫌だった。
相手に与えているのはカッコいい人という印象よりも「カッコつけてる圧力」である。
「俺のファッション自慢」を、気持ち良く見れる人などいない。
むしろ「ダサい俺コーデ」のような記事の方がネットでは人気がある。
それはむしろ当然である。
ダサい俺を見て楽しでくれというサービス精神なのか、カッコいい俺を見てくれという自慢なのかという根底の差が伝わっているといっていい。
お洒落はエゴであり、必ずしも相手にいい印象を与えるとは限らない。
◼︎それでもお洒落に見せたい場合
普通から、ひと捻りする。
5割を普通とすると、6〜7割くらいのお洒落さ。
普通と「ほんの少し違う」くらいを服装を作る事で、お洒落な服装となる。
8割以降は傍目から見る(写真や映像など)とカッコいいが、実際に関わってみたいと思わない感じになる。
◼︎負けれる人が勝つ
勝つ=相手より優秀だと思わせても「メリットがない」。
勝ってるという事は「何かしら相手を威圧してる要素がある」わけで、そんな相手と気分良くいられるはずがない。
ちょっと話は飛ぶが、芸人の千原ジュニアさんが尖ってた時代に、吉本の社長から言われた言葉というのが「ケンカはしてもいいけど、絶対勝つなよ」という文言。
これは要するに「勝つと笑えない」けど「負けると笑える」という意味である。
*後日ネタにしたり、エピソードトークも含めて。
つまり、負けるという事は、何かしらにおいて「相手を良い気持ちにさせる」という事。
服装や見た目で勝ったとしても「自分はいい気分」だろう。
しかしながら、負けたと感じた相手は「不愉快」である。
もしくは圧力を感じた相手は萎縮するだろう。
つまり、人間関係において、勝って良い事などほとんどないのである。
IT業界の有名な誰かさん達は、いっつも人と揉めてるが、それは正しい理論でいつでも「勝つ」からである。
むしろ上手に負けて相手をいい気分にさせる事が出来る人が「人気者になる=モテる」。
◼︎あなたがカッコ良くなったからといって「モテるようにはならない」
あなたがモテないのは「勝ちたがり」だからである。
上手に人に負けて、相手をいい気分にさせる事が出来ないからモテない。
これは相手が女性に限った話ではない。
「先輩、後輩、同期、男女問わず、である」。
相手に勝とうとする限り、あなたがモテる事はない。
勝ち負けを気にせず、相手をいい気分にするという事に集中できた時に、道が開ける。
ファッションにこだわるのは100%エゴである。
それはそれで楽しいので否定はしないが、お洒落になる事とモテる事はイコールじゃない。
お洒落になったからといってモテる事などないのである。
ファッションを楽しむ人はこのブログで一緒に遊びましょう。
モテるための服を着る人は「そんな事気にしなくていい」です。
「モテとお洒落に相関はない」。
こちらからは以上です。