お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

女の子にメンズコーディネートをしてもらう時の「注意点」。

 最近こういうサービスが隆盛を極めています。

「erande」

https://www.erande-tokyo.com/pc.php

 

しかしながら、美容室(女性美容師)や帽子屋でかなり痛い目にあい、ファッションでも全く着回しの利かない服をオススメされたりと、中々に問題が多い「女絡みのファッション選び」。

この辺りの注意点をまとめておく。

 

◾︎好きなカラー問題

メンズファッションの鉄則は「モノトーン」です。

つまり「白、黒、グレー」。

要は「スーツ」。

もっと言えば「学生服」。

まず「これを起点にして」揃えていくのが鉄則。

 

⚫︎モノトーンコーデ

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こういう形。

これがメンズらしさの基礎。

 

で、メンズ視点で「派手な格好」というと

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 こういうのになります。

 

⚫︎女の子が好む色使い

有彩色です。

つまりモノトーン以外。

説明すんの面倒くせえから、画像を見てくれ

 

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こういうの。

要するに「色があるモノが好き」。

これは「性差の1つ」であり、良し悪しではありません。

男は「男らしい格好をした方がモテるしカッコいい」。

女は「女らしい格好をした方がモテるし可愛い」。

「だから」女の子に選んでもらった中性的なコーディネートは「使えない」。

メンズの「メンズたる格好良さ」は「メンズにしか作れない」。

女の子の中にないものだからこそ「魅力的に映る」。

*余談

上の画像を「ワントーンコーデ」と言います。

「同じ色合いでまとめたもの」です。

下の画像では小物〜コートを同じ色で統一してます。

 

◾︎モノトーン+一色という「王道配色」

要はこれでいい。

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余計な色を入れ込まないで、モノトーンを基点に「何か一色を加える」。

それ以上は「レディースの領域」。

あなたが「そういうコーディネートが好きなら」それでいい。

しかしながら「何かしっくりこない」なら、自分の感性に従うべき。

男は基本的に黒が好きだし、紺が好き。

スーツをだっせえと思う男がいないように、あれほど「基礎を押さえてるモノはない」。

「女ウケ=自分が良いと思う色と着こなし」だ。

 

◾︎コーディネートサービスを利用した実例画像

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*LIG様

 

「茶系のコーデ」。

これ自体は「それなりにカッコいい」。

…んだが、問題は2点。

1、応用が利かない

特に「濃い茶色の靴」と、「薄い茶色のパンツ」が最悪。

これなら「薄い茶色のブーツ」と「チノパン」の方が使い勝手がいいです。

イメージ的にはこういうの

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とか

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とかです。

これであれば基礎的な「チノパンを使ったコーデ」が全部流用可能。

チノパン+白シャツとか、チノパン+紺ジャケットとか、チノパン+オリーブのアウターとか。

しかしながら、あの茶色コーデだと流用が効かない。

なぜなら「メンズではあまり使わない色だから」。

ああいう「中庸的な色」ってのは、ハッキリしないから好かれない。

そういう意味で微妙。

 

2、半端にカジュアル

メンズの「ドレスコーデ」って、レディースの中には「ない」。

ドレスコーデはいわゆる「ジャケパン」。

ジャケットは「男たる由縁」が全て詰まってる。

肩幅、身幅、袖丈、着丈を全てきっちり合わせて着ると「最高にカッコいい」。

これは若いやつにコーデしてもらう場合の注意点とも言える。

服装は「年齢で変わる」。

大学生が大学生にコーデしてもらうなら良いが、社会人が大学生にコーデをしてもらうのは「無理がある」。

サイズ感の概念が入ってるやつ、保守にも面白さを見つけてるやつは、20代前半じゃいない。

バーニーズニューヨークで凄え面白い若手がいたが、そのレベルでさえ着崩しが好きなやつだった。

このサービスを使う限界がここ。

本質的な服の着こなしが学べない。

 

◾︎erandeの方の実例では

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左が利用者。右がコーディネーター。

ジャーニーとモアイとめがね 様

http://www.megaya.net/entry/2016/02/23/180452

 

これも問題はインナー。

「着回しが利かない」上に、コーデも中庸的。

 

目指すべきは、こんなの

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とか

こんなの

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であれば、ジーンズは何にでも使えるし、インナーはアウターが何色であろうと(上下の二枚の画像のように)使えるのです。

 

逆にコーディネーター(画像右)の方が、インナー全て黒+アウターがキャメルの組み合わせなので、何にでも応用が効きます。

 

あと「裾あまり」ね。

これ「細かいポイント」なんだけど、コーディネーターの実力を見分けるポイントの1つ。

「細部をきっちり出す」のが知ってる人のやり方。

ちなみに、メンズノンノレベルでさえ裾あまりで穿いてる。

…が、それは正しくない。

30代向け以降の雑誌は全て「裾をキッチリ出してる」。

こういう所に違いが出る。

 

◾︎つまり、だ

メンズっぽくカッコいいのが作りたいわけだ。

ちなみに直近で一番女の視線を感じた格好はこういうのだ。

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こういうので良いんです。

 

⚫︎女の子は「有彩色が好き」だが、男に求めるモノが同じとは限らない

女の子って基本的に「自分のことが分かってない」んです。

「スーツに萌える」ってのは「全女子が言う」のに、私服だけは違うなんて事があり得るか?

そう。私服も基本的に「スーツのように作る」のが、最も女ウケがいい格好なんです。

しかしながら、女の意見を真に受けると

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こうなる。

*モデルは、あと髪型だけ整えれば充分にカッコいいレベル。

 

しかしながら、女が求めているのは

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や、

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とか、

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なんです。

中庸的な要素は一切なく、どっちかってーと「男臭い」。

清潔感の中にも「独特の渋さ」や「重さ」がある服装。

女子っぽく中庸で軽やかなのは「無害」ではあるんだが、「アピールにはならない」。

加点を狙うなら「男らしさ」が絶対にいる。

 

◾︎仮に本気で女に合わせにいくならば、

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や、

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 になる。

メンズっぽい「ストレートなデザイン」で、色合いだけ変えてる。

意味が分かるならチャレンジして見てほしい。

 

◾︎まとめ

コーデサービスは…

「中庸なのを買わされる」

「使いわましが微妙」

「サイズ感も微妙」

の3点セットです。

特に「女性に聞いた場合」です。

女性と男性は「違います」。

女性がいいと思うモノが男性がいいと思うとは限らず、女性がいいと思うモノが女性にウケるとも限らないのです。

 

なもんで、女にモテたいなら「女に聞かない方がいい」です。

モテる方法で有名な「ディスる」という技術があります。

要は「イジる」って事なんですが、これを女の子に直接尋ねたところで、「強めにイジって欲しい」なんて言いません。

服も同じで、わざわざメンズのコーディネートを詳細に調べて作るって事はまずなくて、「レディースの範囲内から、メンズのイメージのモノを引っ張ってくる」って感じになります。

そうすると「ズレが出る」んですよ。

レディースの雑誌のメンズが一律に「中庸」で、ダサいのがその証明。

メンズの雑誌のレディースがイマイチ垢抜けないのと同じ。

*レオンの女性はめちゃくちゃ綺麗でお洒落。メンノンやスマートの女性はダサい。実物の女性のがお洒落。

 

であれば、百戦錬磨のユナイテッドアローズとか行って「自分がカッコいいと思った店員にお願いする」方がいい。

余計な金もかからず、しかも次に行った時もまたアドバイスがもらえるというオマケ付き。

「お洒落で可愛い女の子と一緒に買い物に行きたい」ってのが目当てでサービスを利用するならアリですが、普通にお洒落になりたいなら悪手ですのでご了承下さい。

 

あと、絶対に「対面で買えるサービス」の方がいいです。

ネットでコーデのアドバイスだけするやつは利用しなくてもいいくらい。

理由は簡単で「サイズが分からないから」。

メンズファッション…特にキレイめコーデは「サイズ感が命」です。

筆者のサイズは「M.L」つまり、「Mじゃ小せえがLだと大きい」ってのが頻繁に起こる体格なので、実際に試着しないと分からない。

それと同じ様な事が「絶対に起きます」。

この手のサービスを利用しようという方は、まず自分の適性サイズが「分からない」です。

ちなみに普通の人は大体「大きめで着てます」。

なので、口頭で伝えると、ズレが出る可能性が高いです。

「必ず」、実際に着て選ぶようにしましょう。

キレイめは「ユナイテッドアローズ」、もうちょいカジュアルなら「シップス」、もう少し色を出したなら「ジャーナルスタンダード」、金がないなら「ナノユニバース」に行けば、「簡単にお洒落になれます」。

 

買うときの注意点は「全てを受け入れる事」。

何となく「これ嫌い」とか「あれ嫌い」とかあると思います。

「一度着てみて下さい」。

店員を神だと思って、騙されて下さい。

着ると「意外とありだな」ってやつはゴマンとあります。

本当に気に入らなきゃ返品出来るので大丈夫。

店舗に突っ込んでいくのが、最短かつ最高の結果が出せる方法です。

 

では、素晴らしいファッションライフをご堪能下さい♪