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UNIQLOジャケット三種(感動ジャケット、コンフォートジャケット、ストレッチウールジャケット)を全て購入し、徹底比較!+スーツの寿命は3年説。

 

感動ジャケットは「春夏用軽量スーツ」で「私服orジャケパンビジネス対応」。

 

コンフォートジャケットは「秋冬用ちょい肉厚スーツ」で「私服orジャケパンビジネス対応」。

 

ストレッチウールジャケットは「春秋冬用3シーズンスーツ」で「完全なビジネス&フォーマル対応」。

 

ちなみに筆者は3種全て購入し、現在も使用しています。

 

という事で、良く比較されるこの3つのポイントを整理。

 

◾︎各種ポイントと「違い」

◾︎感動ジャケット

感動ジャケットは「春夏の薄手スーツ」。

薄い生地感と速乾性のある素材で、「暖かい〜暑い時期の使用」に主眼が置かれている。

当然、冬場の着用は寒い。

その分、暖かい時期は快適であり、4月〜11月前半くらいまでカバーしてくれる。

*ちなみに

厳密な意味での「スーツ」には使えませんのでご注意下さい。

あんな生地感テロテロのジャケットを着て行ったら叩き返されます。

なので、バイトの面接や会社に着ていくスーツ程度であれば可能です。

しかしながら、ガチの正社員面接や、正装が求められるビジネスの場では、後述の「ストレッチウールジャケット」をご使用下さい。

 

そして、感動ジャケットは「コットンライク」と「ウールライク」の2種類が存在する。

コットンライクは「最近流行りの高機能素材(スポーツライクな)系」。

ウールライクは「スーツに似せた素材感」。

以下に詳しく。

 

1、コットンライク

最近流行りの高機能素材感が満点。

*高機能素材=ナイロンやポリエステルを使ったモノ。感動ジャケットはポリエステル。

メリットは「速乾に優れる」「シワになりにくい」。

デメリットは「安っぽい」。

通常のスーツはウールで、高級スーツは基本的にウール。

対してナイロン、ポリエステルは「スポーツで使う素材」。

「スポーツの素材でスーツを作りました」というのが、このセットアップ。

見た目はスーツで素材はスポーツ。

それをどう取るか?で評価が変わる。

ラルディーニやボリオリなどのイタリア高級ブランドもこの高機能スーツを作っている事からも、注目度は高い。

基本は「2着目需要」。

セカンドスーツ。

遊び用途で使うのがメイン。

ビジネスでは使わない。

 

2、ウールライク

「通常のスーツに寄せた」のが、ウールライク。

見た目通り「ウールっぽい素材感」。

しかしながら、機能性はスポーツ。

吸収速乾に優れ、シワになりにくい。

ウールのスーツを日常で使ってる人は、こっちを気に入りやすい。

春夏において「薄い生地で通気性が良く」「速乾性がある素材」でスーツを作るにはどうしたらいいか?の答えが「ポリエステル」。

要するに「快適に着れる」。

そのポリエステル素材で、ウールのスーツと変わらない使い方ができるように「ウール素材に寄せた」のがこれ。

前述したラグジュアリーメーカーに加え、アオキやコナカなどのメーカーでも作られている。

春夏のスーツがこれならOKと感じる40代以上の方も多い。

ビジネス用途にはギリギリOK。

フォーマルな場所には着て行かない方が良い。

 

*余談

コットンライクは、ある種「ワザと高機能素材感を出してる」。

ラルディーニなんかの高級ブランドのスーツでも、高機能素材を使ってるやつだと「スポーツライクな空気感を出す」モノがある。

そのために「ワザと」ナイロンやポリエステル特有の素材感を出す。

対してウールライクは上述した通り、スーツ寄りの使い勝手で高機能素材を使ったモノ。

通常のスーツ用途の場面で用いる事が可能。

緩いビジカジやジャケパンがOKな会社であれば、人様の失礼になる事なく着ていけます。

…が、フォーマルな場には着ていくと叩き返されるのでご注意下さい。

 

⚫︎デメリットだと勘違いされやすいモノ

1、発色が軽い

春夏のスーツは「ワザとそうしている」。

黒でも漆黒のブラックというよりは、グレーに近い薄い色味で軽やかな季節感が入る。

ネイビーも薄め(あくまでも目安)になる。

繰り返すがこれはワザと。

色薄いじゃん!と文句を言うのはスジ違いなお話し。

 

2、素材の編み方が粗い

これも「ワザと」。

通気性よく、軽く、快適に着るための方法。

前述の通り、このジャケットやパンツは暖かい時期に着る。

そこでの快適性を最大化しているため、素材の織り方がワザと粗くなっている。

着るとその意味が分かる。

 

◾︎コンフォートジャケット(2WEYストレッチジャケット)

こちらは「秋冬」。

11月〜3月推奨。

ブレザー寄りの本格ジャケット。

ジャージ素材半分で、高機能ながらも「ジャケットらしい厚み」があり「発色が綺麗」。

特に「黒」。

漆黒の黒。

ちなみに、ラグジュアリーブランドで有名な「ブルネロ・クチネリ」も、ジャージジャケットを出してます。

遜色ないとまでは言わないが、ユニクロのジャケットも快適性と見た目とのバランスは秀逸。

素材に伸縮性があり、とても着やすい。

その上、シルエットが綺麗。

ちなみに、この商品のセットアップパンツは「スマートスリムフィットパンツ」。

これが地味に隠れた名品。

素材が薄く、シルエットが綺麗。

ストレッチウールパンツがなければユニクロ最高峰。

ちなみに、ビジネス用途は感動ジャケットと同じく「ダメ」です。

ラク素材で快適な反面、相手に敬意を欠きます。

フォーマルでは「ウール素材のもの」が一般的です。

ジャケパンスタイル準拠で良いという場面ではOK。

しかしながら、冬はちゃんとしたウール素材が本領発揮する時期なので、きちんとウールスーツを着ていった方が良い時期でもあったりするので、上手に使い分けて下さい。

 

3、ストレッチウールジャケット

フォーマル&ビジネス対応の本格派。

一般的に「スーツ」と言ったら、この生地のモノを指す。

ビジネスで「相手に失礼のないように」という意味で着る場合は、このジャケットのみ対応。

「夏以外の」オールシーズンで使える。

 

ユニクロで最高峰のジャケット。

税抜き14900円はユニクロでも最高価格帯であり、消費者をビビらせる価格。

凄まじい価格だけの事はあり、キッチリとスーツ用途まで全てで使える。

もっと言えば、「スーツ着てこいよ」と言われる場所「全て」で堂々と使える。

super110というウール素材を使っていて、艶あり耐久性ありで万能。

*superは130以上で高級、100以下は艶はないが耐久性があるスーツとして使われる。つまり、日常において使いやすさと見た目のバランスを取った丁度いい生地という事。

 

問題は件の通り「価格」。

パンツと合わせてセットアップ購入だと「約27000円」。

うん、普通のスーツが買える。

というか、ユニクロで約30000円って凄いよね。

しかしながら、「値段以上の価値があるか?」と問われれば「ある」と答えられる。

正直。super110生地でセミオーダーでこの価格は破格…とまでは言いすぎだが、お買い得な値段です。

質は高いが、値段も高い。

なので、本当に「質を見れる大人」にオススメします。

ユニクロだから〜とか、値段が〜とかって先入観を持たずに、モノだけを見て質を判断できるレベルの人なら「買い」です。

特にネイビーの発色が秀逸。

そういうのが自分で判断できる人だけ買った方がいい。

なんとなく得だからとか、コスパいいからって買うくらいなら、感動ジャケットみたいな高機能スーツの方が管理が楽(シワになりにくいし丈夫)だし向いてます。

キチンとマナーや着こなしにまで意識が向いてる方が買う方が、このスーツを活かせるのは間違いない。

ウール素材のスーツで質(艶や手触り)にまでこだわれる余裕がある人が見ると「ありだな」と感じる逸品です。

 

◾︎軽いまとめ

感動ジャケットは「春夏用」で「私服用」で「機能性重視」。

価格はセットアップで定価10000円。

コンフォートジャケットは「秋冬用」で「私服用」。

セットアップで定価10000円。

ストレッチウールジャケットは「夏以外オールシーズン」で「スーツ用途に全対応」で「質にこだわる人向け」。

セットアップで27000円。

 

⚫︎スーツの「旬」(耐久性と流行)の問題

私服で使い倒すor仕事で使うなら、半年…最長でも3年に1回は買い換え推奨。

アウトドア用品やアメリカ製品とは違い、古いから味が出るということはない。

スーツは「新しく」「綺麗」である事が重要。

ヘビロテなら半年〜1年で買い替えになる。

数着を着回しても3年が最大。

それ以上はクタ感が出て、やつれた印象になる。

これがまず「耐久性」。

 

それと同時に「流行り」がある。

これは時代背景っつか「今何を良いと思うか?」だから、読みもクソもない。

細身の後に太めが流行ったように、その時々で良いとされる大きさやカラーが変わる。

スーツで言えば、リクルートスーツがいつのまにか「黒になったように」。

*昔はネイビーだった。ちなみに海外でのビジネスの正式なカラーはネイビー(とグレー)。黒はパーティ用。

ちなみに、現在でも転職組の基本は「ネイビースーツ」である。(上記の通り正式なビジネススーツの色であり、過去のリクルートスーツの色でもあるため)。

そういう「時代背景を読むのは不可能」。

解決策は「買い換える事」。

 

あと太ったり痩せたりね。

同じ体重とウエストで3年いられるかどうか?

根源的な問題点である「着れない」に直結する。

 

よって「耐久性」「流行り」の2点から、半年〜1年に一度は買い換えた方が良い。

長めに見ても3年。

3年後は高機能のスーツが流行ってるかもしれないし、そんなのは誰にも分からない。

合わせるには新しく買うしかない。

よって、そのペース(3年周期)で買い換える前提で、購入して下さい。

 

◾︎まとめ

使用時期の違いにより、素材も色も変わるよ、というお話しでした。

春夏の感動ジャケット。

コットンライクは「高機能素材」「遊び用途」。

ウールライク「通常のスーツ寄り」「ビジネス可」。

素材は薄く、織り方は粗い。

反面、涼しく、軽やかに着れる。

 

秋冬のコンフォートジャケット。

厚めの素材で発色が綺麗。

素材は厚く、伸縮性があって快適。

ビジネスは不可。

 

そして、オールシーズンのストレッチウールジャケット。

「ザ・スーツ」。

ビジネスからデートまで、これを着て行って文句言われる事はまずない。

その分、値段も質も最高峰。

 

最終的には「自分の感覚で最も良いと思うモノ」を買って下さい。

まあ「見れば分かる」よ。

 

ピンとくるモノや、自分の用途と合ったモノを買ってくださいまし。