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自由帳!

超・雑記ブログ!一昔前の、日々思った事を書くスタイル。

コービー引退。

youtu.be

NBAの歴史に残る事は間違いない選手の引退が決まりました。

1試合で81点(上の動画)の記録、1チームで20シーズンをプレーしたという部分においても特筆すべき選手です。

 逸話にも事欠かず…

1、毎日の個人練習は4時間以上

2、デビュー戦のエアボール3連発から、歴史的ブザービーターまでを叩き出した強いメンタル。

3、誰に聞いても、バスケットボールに真摯に向かっているというコメントが出る取り組み方。

など、逸話に事欠かないコービー。

自己中とも言われるプレースタイルながら、それを上回る努力、結果によって証明してきたという歴史があります。

 

■現在

今までの努力から来ているオーバーワークによる怪我に見舞われコンディションを戻せない中、チーム1の高給取りです。

実績から考えれば高給も当然なのですが、チームのためを想うならばサラリーキャップを空けて後進のための道を作って欲しいという意見が大勢です。

*コービー自身は収入を得る方法はNBA以外でもあり、今までの資産もある。

よって、セルフィッシュなプレーと相まって半端ない批判(特に過去2シーズン)が起き、引退待った無しなプレッシャーが発生していました。

今シーズンの引退発表前のMSGのスタンディングオベーションは素晴らしく感動的ながら、ここが潮時だとファンから送られたメッセージでもありました。

 

■叩かれるポイントまとめ

1、コンディション悪くセルフィッシュなプレーを連発。

2、自分の給料を下げてチーム補強費を捻出出来るようにする事もなく、世話になったチームから最高給を受け取る姿勢。

3、若手を育てるようなリーダーシップ(声かけや、盛り上げ)がなく、チームとしてのレベルを上げる役割が期待出来ない。

近年ではキッドやナッシュ、ダンカンなど、40歳近くまで長くプレーし愛される選手達は、チームとしての力を上げられるパフォーマンスを見せてくれています。

 

■本来期待しているもの

32〜4歳で、身体能力任せのプレーは通用しなくなります。

瞬間的な俊敏性こそ衰えませんが、それ(瞬発的なプレー)を何回も繰り返せる体力、継続的に走る力は衰えます。

そのため、それに頼らないプレーの選択肢を広げる必要があります。

自分で点を取る比率を減らしアシストを増やす、減らさないなら、タフショットを撃たされないようなコートメイク、フェイク向上をするなどです。

晩年のジョーダンの様なプレーですね。

つまり、きちんと自己の能力と向き合っていたら、必然的に「チーム力を上げるプレー」に意識が向くのです。

コービーを見ていると、衰えを受け入れる様子はなく、若い頃と変わらないタフショット連発のプレーです。

晩年のアイバーソンもそうで、身体能力低下とともに引き出しが増える様子はなく、非常にもったいない晩年を過ごしていました。

毎試合10〜30得点前後を稼ぎ、プレー選択肢を広げる事こそ期待しているモノであって、毎試合40点を取るようなプレーは期待していない…というか出来ない。

今のテニスが最もわかりやすく、ナダルの停滞は元々問題のあったコートメイクを身体能力でカバー出来なくなった(球に追いつけなくなった)事によるモノであり、プレースタイルを変えなければ一時的に復活はしても、このまま緩やかに衰退していくでしょう。

フェデラーの魅力的なプレーは身体能力に頼らない「揺さぶり」に肝がある。

左右に加えて前後に揺さぶる事すら可能にする球種パターンと配球、それを支えるボールタッチ、有効に使うための経験など、衰えた身体能力をカバーするに余りある技術とコートメイクを見せてくれます。

要するに「若い頃と同じプレーは出来ない」もしくは「出来る回数が限られる」ので、その分を「別の何か」で埋め合わせようという事です。

別の何かを上乗せ出来ないと身体能力分のマイナスしかない事になり厳しい。

そのような「別の何か」が見えたり、世話になったチームに対して自己犠牲したりしていれば、批判はここまで大きくならなかったのかなと思います。

 

■晩年はさておき

晩年こそ衰えが目立ってしまったコービーですが、それで全盛期のプレーが色褪せる事はありません。

ジョーダンの引退後のNBAを牽引した特別な選手である事は確実です。

レイカーズの最多連勝記録、コービーの1試合最多得点を筆頭に、偉業を讃える数字はズラリと並んでいます。

間違いなく時代を創った名選手です。

 

■そしてこれから

現在の看板選手は、レブロンとカリーです。

さらに、デュラントやウエストブルック、ハーデンやローズ、若い世代では、アービングやレナード、ルビオにラヴィーンなど、目白押しです。

さらにビッグマンがまた凄く、デイビス、タウンズ、オカフォーと、テクニックと高さを兼ね備えた、怪我さえなれば大成間違いなしの逸材が揃っています。

個人的には、この選手層の厚さはNBAを見始めて随一です。

コービーという看板はなくなってしまいますが、頼もしい後輩達がNBAをこれからも魅力的なリーグにしてくれるでしょう。

 

■後書き

半分批判めいたネガティヴな論調ですが、事実としてどうであったかを記したいので、あえて書きました。

と言うのも、ジョーダンやアイバーソンの晩年に関する記事が少なすぎて、引退直前はどういう評価で、どのような経緯を辿って引退に向かっていったのかを知れるモノが少ないため、残しておきたいと思ったからです。

ナッシュやキッドは、身体がついてこなくなるまで進化し続けていました。

今回のコービーの引退は、自分が「もう燃え尽きたから止める」というより、皆んなから望まれているうちに去ろうというモノに見えます。

トップ選手が自分で引退時期を決められないプレッシャーは如何なものかと思いましたが、リーグを代表するレベルのプレーヤーだからこそなのかなとも感じました。

 

ラストイヤーになる今シーズン。

空気感共々味わいながら、コービーの最後のプレーを見ていきたいと思います。