購入から3か月経ったので、改めて感じた「凄まじさ」を書いてみる。
▪︎凄いポイント
1、ポジションが物凄く自然
NMAXと数センチしか違わないながら、その数センチが雲泥の差。
ハンドルはFORZAの方が低く、ステップがフラットで、シートのベスポジが設定されているため、収まりがめちゃくちゃ良い。
デスクワークをやる人は分かると思うが、椅子と机の関係で肩凝りが段違いだったりする。
その辺の「仕上げ方」に、優しさ+妥協のなさが伺えて凄まじい。
2、ブレーキバランスがスポーツバイク
いわゆる「前後バランス」というやつ。
通常、スクーターはリアに重量物が集中していて重い。
そのため、リアブレーキを強めにかけると、短い距離で停まれる。
…のだが、FORZAは違う。
「自然な前後バランス」。
チャリみたいな感じで前ブレーキ主体で握ったのと同じような感覚で止まる。
どうやってるのか全く分からんが、凄く自然。
ブレーキ自体も思い通りに動作するし、非常に上質。
ホンダマジック。
3、フル加速が怖くない
アクセル全開にしても怖くない。
というのも「初動だけゆったり加速する」から。
どうやってるのか全く分からんが、遅くないっつかむしろ速い部類の加速(少なくともNMAXを置き去りに出来るくらいは速い)なのに、「加速感を感じない」。
いわゆる「ポンと前に出る」っていうのが一番怖くて、反面「加速してる感覚がある」。
やっすいネイキッドとか、セッティングがしっかりしてねえ昔のバイクなんかは殆どこれだった。
そこを綺麗に丸めて「初動は遅く」「加速してからは速く」というセッティングになっている。
そのため「マイルドに感じるけど実は速い」という、玄人感全開の高級バイクと化してる。
「手間がかかってるけど感じさせない」っていう任天堂のゲームみたいなクオリティ。
4、5000〜6000回転くらいで走った方が燃費が良い
いわゆる「燃費運転」をすると「むしろ悪化する」。
明らかに燃料のバランスが取れる感覚がするポイントが5000〜6000回転の所にあり、そこを使う方がむしろ燃費が良くなるという。
パワーが出るポイントと燃費のバランス設定が、凄いとこになってる。
5、空気圧で速度が変わるのが「感じ取れる」
ちょっと多めに空気圧を入れたら、いつも以上に速度が出てた。
これの凄いポイントは「それを感じ取れる」という事。
要するに「それだけ精密に作り込まれている」。
以前の愛車NMAXでは「感じたことがなかった」。
*指定空気圧1.6〜冬場の高めの2.2まで様々試したが、違いは感じ取れなかった
これはホンダマジックというか、どういう設計をすればそんなにドライバーにフィールドバックが出来るのか?っていう。
とんでもない事を平然とやってのける。
6、60km以上でダウンフォースを感じ取れる
明らかにビシッと安定する。
空気圧を入れすぎていたため、それ以下の速度ではふわふわだったが、60kmを超えてからはビシッと安定。
この安定感は非常に重要で、高速域でフラフラふわふわされたら不安でたまったもんじゃない。
*NMAXがそうだった。
その設計手法が異常で、何をどうやって作れるんだか想像すらつかない。
*明らかに空気の流れだけじゃない制御がされてる。
これも「それを感じ取れるコト」の凄まじさがある。
ホンダマジック。
▪︎まとめ
ホンダさん頭おかしい。
異常な作り込みで、それをユーザーに気付かせず、さらにユーザーの利益になる形で実現しているという。
自慢しないけど凄い結果を出してる「超優秀な人」って感じ。
単なる優等生を遥かに超えた「超人」でした。
ホンダ車、超おすすめです。