これの続きです。
中級編で書いたが、基本ステップは「ひたすら試す」「知る」である。
その上で上級者が目指すのは「今カッコよく見えるお洒落」である。
要するに「流行り」だ。
上級者は「流行りを取り入れる」。
実は流行りは上級者にこそ必要なモノ。
というのも「基本を知らないと流行りの着こなしを作れない」から。
例えば、現在流行の「ワイドコーデを作る」としよう。
自分の身長と体重と好きなモノとの兼ね合いで、ワンサイズアップなのかツーサイズアップなのかが変わる。
あと「モノによって変わる」。
UNIQLOのルメールさんデザインのワイドなんちゃらとかだと、普段のサイズと同じでちょど良く着こなせる。
*そういうふうにデザインされてる
逆に、UNIQLOの謹製ラインだったり、小さめのメーカーだと、ツーサイズアップで丁度いい。
カジュアルなモノと紳士服寄りなモノでは「ワイド具合が違う」というのもある。
平野歩夢氏のような着こなしだとツーサイズアップが基本だし、ドメニコ・ジャンフラーテ氏の紳士服寄りだとジャスト〜ワンサイズアップ程度。
要は「モノによって使い分ける目が必要になる」ので、中級編以上じゃないと流行り服を着こなせない。
「だからこそやる」のが上級者。
「今年最もカッコよく見える服装を作る」のが上級者。
今年最もカッコいいのは何か?ってーと「その時の空気から察する」。
「今」「この時代の空気感で」「最もカッコいいと感じるモノ」を作る。
今であれば、紳士服であればちょい緩めだったり、アイテムで言えばシャツジャケット辺り。
カジュアルは知らん。
そういう「流行り」と「作りたいモノ」を良いバランスで合致させる。
それは上級者にしか出来ない事で、上級者だからこそ挑戦してみて欲しい事。
中級者の段階で自分が作りたい服装を一通り作り終えたら、流行りを取り入れて作ってみると面白い。
上級者は「敢えて流行りを着る」「作る」。
せっかくなので、楽しみましょう。