ついに納車されましたNMAX125!
スペックはこちらのYAMAHA公式サイトで見ていただくとして…
http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/scooter/nmax/spec.html
実際の感覚をご紹介。
■実車
1、大きさ
シグナスより大きく、コマジェより小さいという、まさにスペック通りの感覚。
筆者は4スト125ccスクーターは初のため(2スト100ccはある)大きく見えましたが、シグナス寄りの大きさをイメージすると丁度いいと思います。
なもんで、すり抜けは余裕。
…しかしながら、調子にのると擦って痛い目を見る。
フルフェイスヘルメット+αです。PCXと同じ。
大抵のモノは入ります。
フラットステップ分を吸収出来るほどのスペースはないが、収納の無いバイクに比べたら天地の差。
最近の流行りなのか、ヘルメットホルダーなし!
困ったらトップケース導入を。
2、乗り心地
●シート
巷で言われてる通り、標準的なスクーターより硬め。
…が、50km連続使用でケツ痛なし!
*オフ車は20km位で一回目の波が来る。
これはシートの「前の方が硬い」事と、リアサスペンションが硬めな事が起因しています。
対策は、意識的に深く座る事。
適切な位置を探してみて下さい。
1000kmを越えた辺りから、パーツのアタリが出たのか慣れたのか、あまり硬さが気にならなくなった。
●ポジション
NMAXの魅力は「足を前に投げ出した乗り方」が可能な事です。
*通称ビッグスクーター乗り。他の125ccは、やり難かったり出来なかったりする。
様々な乗り方が可能なのが魅力♪
窮屈なのはSSとモタードに任せた!
3、Blue core
YAMAHAが珍しくゴリ押ししている「Blue core」エンジン。
●加速
0〜50km 普通
51〜80km 125cc最速
81km〜 ゆっくり伸びる
です。
詳しくは以下。
●0〜50km
スタートダッシュの加速感があまりなく、強化スプリング入れたグランドアクシスのが速えんじゃないかと思うくらいでした。
しかしながら、信号ダッシュグランプリで前に出られる事がほとんどない。
加速感のなさはサスペンションの巧妙な設定によるもので、硬えと思っていた設定は不必要な動きを抑え、安定した走りをするために設定されたものでした。
それにより無駄なボトムが起きず、上質な乗り味になっています。
●50〜80km
上の動画を見て頂きたいのですが、50〜55km辺りで吹け上がりの音が変わります。
ここにバルブの切り替えポイントがあり、そこから先は250スクーターと並走出来る程の加速をみせます。
パワーウエイトレシオ的にも、NMAX「127kg/12PS=10.58」と、マジェスティ「188kg/19PS=9.89」で近い値。
軽く問題なのは、その切り替えポイントに「リンク感がない」事です。
速度に応じてゆったり開けていって切り替えポイントに来た場合、切り替わった瞬間から「行きたいバイク」と「そのままでいいライダー」とで、速度のリンク感が一時的になくなります。
いきたがるバイクを宥める必要があるという。
捕まらないならバイク任せで行っちゃった方が気持ち良いという、可変バルブ搭載バイクの共通の悩み(CB400とか)を抱えます。
当然、中速の伸びは強烈で、非常に楽しい時間を過ごせます。
一般的な傾斜の「上り坂」では70kmは余裕で出ますし、トルク&パワー不足を感じる場面はほとんどありません。
さすがに60km制限の道路を通勤時に使うとパワー不足だが、それを求めるなら250ccを買おう。
中速は125cc最速。
●80km〜
使わないので省略。
●走り
PCX寄りのトルク系まったりバイクかと思いきや、ぶん回す事で本領発揮する「ロールキャベツ男子」だったのは上でお話ししました。
動きのイメージは、この動画が一番わかりやすいのでオススメです。
動画からは伝わりませんが、実は高速域(70km〜)が怖い。
理由は4つあり…
1、剛性が足りない
2、足回りが硬くギャップでピーキーな反応をみせる
3、制動力に不安あり
4、パワーは充分だが「余裕はない」。
…まあ普通に125cc。
この車体の大きさの限界。
無茶な走りも出来るし、MAX100kmオーバーのスピードも出るが、250cc以上のバイクと比較したら怖えの一言。
常用域40〜70kmを気持ち良く走るバイクです。
●燃費
40km前後。
何が凄えって、どんな走り方をしても40km前後(39〜43km)に収まる事。
渋滞をすり抜けして低速で走ろうと、バイパスを80kmで100km走ろうと殆ど差がない。
計算上は最大264km乗れる。
ほぼ計算通りに乗れるし、怖ければ大まかに200kmで給油すれば安定。
メーカー純正の燃費ってここまで来たのね。
社外の変なマフラーは入れられないわ。
■総評
バランスが良い!
都心部で片道20kmまでは最高のバイクです♪
■まとめ
国内の既存の125ccスクーターは、言うなれば「iPhone」。
通勤通学、買い物やチョイ乗りまで1台で全てをカバーします。
NMAX125(同系統のPCXも)は「iPad」です。
手軽さには劣りますが、大きさやエンジンパワーは「ワンランク上」です。
125ccのいい意味での「軽い乗り味」が好きな方は、シグナスにBluecoreが搭載されるまで待った方が良い。
NMAXは車体を振り回すには少々重く、長い。*シグナス&アクシス比較。
スロットルは全開と全閉しかなく信号待ちは少しでも前へ…というパワーユーザーにはNMAXは期待外れです。
どちらかといえば、そういう「軽い乗り味」はいらねーから「どっしり乗りたい」という方にオススメしたいバイクです。
パワーを余裕に変えて流れに乗り、車格を活かしたポジションの自由度が快適さを保証します。
つまり、良い意味での「重い乗り味」こそがNMAXの長所です。
ちょっとやんちゃなPCX。
昔、原付きで遊んだ記憶があるおっさんに是非ともオススメしたいバイクです♪
新車 YAMAHA(ヤマハ)NMAX / エヌマックス(カラー選べます)国内現行モデル【お買い得市場対象車両】
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良き選択を♪
NMAX125でツーリングに行ってきた記事はこちら♪
◼︎後書き
このマフラー買った人は
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/model/1184/item/Q5KSKRY01033
ドヤ顔でコメント下さい♪