スーツのジャケットはコーデに使えるの?的なやつ。
その答えが「素材を合わせれば使える」。
それくらいコーデの「キモ」になる部分。
◾︎素材を合わせるポイントは「厚み」と「艶感」。
これらを合わせると「見た目の統一感が出る」。
色も素材も違うのに、だ。
平たく言えば、スーツようなのセットアップになる。
以下、詳しく説明。
⚫︎生地の厚み
「 厚みを合わせる」。
ジーンズのように厚い綿の生地のパンツなら、厚みのあるブレザーのようなウールのジャケットを使う。
スーツのように薄い生地であれば、同じように薄い記事を使っているスラックスを使う。
厚手のジャケットには厚みのあるスラックスで合わせる。
ポイントは「生地が違っても良い」事。
綿100のチノパンには綿100のジャケットではなく、ウールのジャケットでもいい。
しかしながら、チノパンにスーツのジャケットはおかしい。
super〇〇(数字が入る)というスーツで使われる生地がある。
それは須らく「薄く」「艶がある」。
super〇〇の生地は「薄手の素材と合わせる」。
それがポリエステルだろうとなんだろうと「薄ければいい」。
「厚みを合わせる」。
これで見た目の統一感が出る。
●艶感
生地の「テカリ」。
光沢あるスーツのような素材には、同じような光沢のある素材で合わせる。
綿100の素材(ジーンズやチノパン)には、艶のないウールやジャージなどを合わせる。
艶のあるカシミアのコートにジーンズを合わせるのは「良くない」。
カシミアのコートには「艶のあるスラックスを合わせる」と統一感が出る。
こんな感じで。
逆に、艶のない素材のコートを使うなら「ジーンズやチノパン」。
PコートやM65などを使う場合は「ジーンズやチノパンや厚手のスラックスやジャージを使う」と統一感が出る。
こんな感じ。
*ピーコート
*M65
なんとなくイメージが伝わるだろうか?
■イタリアンクラシック基礎は「紳士服」
いわゆる「スーツ」。
上下で素材を合わせて統一感を出す。
全身で1つのコーディネートを作り上げるイメージ。
パーツ1つをカッコよく使うのではなく、全身を一気通貫にコーディネートする。
全体で見た時にまとまりがあって完成する。
実は和服も同じなんだがその辺は割愛。
実のところ、スーツの原型は18世紀からあり、そこからの進化の歴史の産物が「今のスーツ」。
「洋服」というだけあって、「歴史を重ねてきた洋に学ぶ=イタリアに学ぶ」のがどう考えても最善。
和服をアメリカ人に訊いたりしないだろ?
洋服を作った国の人たちの歴史から学びましょう。
■まとめ
イタリアンクラシックのキモは「厚み」と「艶感」。
これらを合わせる事で「統一感が出る」。
簡単に言うと、スーツのように着れるという事。
スーツの歴史は100年単位であって、100年単位での進化の産物が「今のスーツ」。
その合わせ方は「合理的そのもの」。
イタリアンクラシックに学び、綺麗に着こなしましょう。