お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

ヤマハのバイク「NMAX125」。エンジンストップを解決するための方法。

 

*他でやっていたバイクブログを閉鎖し、このブログと統一するため、いくつか連続してバイクの記事を投稿します。予めご了承くださいませ。

 

 

NMAXに搭載されている「ブルーコアエンジン、VVA付き、125cc」は「エンストが起きやすい」。

実際に筆者のNMAX125バイクでも、対策をしないと「頻繁に起きる」。

逆に言うと「対策してからはほぼ起きない」。

なので、同じ症状で悩んでる人に向けて、「起きる状況」と「その対策」を書いていこうと思う。

 

◼︎エンストが起きる状況を再確認

1、信号で停まった時

信号待ちで停止すると、エンジンまで停止する。

 

2、発進でアクセルを開けた時

信号が青になり、さあ行こうと思ってアクセルを開けると停止する。

イラつく後ろのクルマ、焦る俺、一向にかからないNMAX…その絶望たるやハンパないモノがある。

*落ち着いて端に寄せて、先に行ってもらおう

確実に避けたい止まり方でもある。

 

◼︎対策

1、回し気味に乗る

回して乗ると、混合比的に丁度いい状態が作りやすい。

NMAXはトルクがあるので回さず丁寧に乗りがちではあるが、雑にアクセル開度高めで乗った方がエンジンに良い。

ただし、暖まる前にぶん回すとオイルが死んでエンジンが痛む。

なので、10分くらいはゆったり走って、しっかり暖まった後は雑に回して乗ると対策になる。

 

2、暖まるまで乗る

10分以上乗る。

10分くらい乗ると、体感で「綺麗に回り始めるポイント」が出てくるので、そこまでの時間は乗る。

その上で、回し気味に乗るとなお良い。

 

3、プラグ交換

メーカーの推奨は5000km〜10000km。

筆者の推奨は3000km。

つまり「オイル交換と同時に交換する」。

遅くともオイル交換2回に対して、プラグ交換一回するくらいで丁度良い。

高い回転数を頻繁に使う低排気量のバイクだからこそ早めの交換が大事。

特にNMAXはオイルフィルターがないので、その分のカネをプラグに回してもトントンになる。

プラグはエンジンの点火を一手に担っているため、ここの性能低下は多岐にわたる影響が出る。

パワーがなくなるのもそうだし、カーボンが発生するのもそうだし、エンジンスタートにも関わってくる。

安いので、頻繁に交換するのがオススメ。

 

4、カーボンクリーナーを使う

ヤマハカーボンクリーナー。

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明らかにエンジンが軽く回るようになる。

それは即ち「キチンと燃えている」という事であり、カーボン噛み対策として有用。

ちなみに、添加剤に関してはマイナスな意見もかなり多い。

効果がない、オイル交換サイクルを早くした方が有用、乗り方を変える方が有用などなど。

それは正しい。

…が、上記の事を「全てやった上で」、さらに添加剤を追加すると「確実に効果がある」。

正直、この添加剤は「乗った瞬間分かる」くらい、明らかにフィーリングが変わる。

これだけ綺麗に回るようになって、エンジンにプラス効果がないとは思えないし、実際に使い始めてからエンストは一度も起きていない。

50000km以上と寿命の長い250cc以上の排気量ならまだしも、寿命が30000〜50000kmと言われる125ccであるからこそ、短い寿命を気持ち良く使い切る意味がある。

*エンジンの寿命がくる理由はピストンリングかバルブの破損で、その理由は回転数が多い事による「酷使」なので、寿命が伸びる事はありません。

一回2000円くらいで1年くらい使えるので、軽い気持ちで試してみるのもアリかと思います。

 

◼︎エンジンストップの原因は「カーボン噛み」

先に説明すると長くなるので、後追いで書く。

ガソリンが濃い状況から止まるとエンストする。

状況としては、エンジンをかけて温まる前、低速走行、オイルを長い間交換してない、プラグ交換をしてないなど、ガソリンが濃くなる状況でエンジンが止まる。

ガソリンが濃い状況というのは、カーボンが発生しやすい状況です。

このカーボンがエンジン内で固形化し、吸排気を司るバルブというパーツに挟まるとバルブが機能しなくなり、結果「エンストします」。

 

ちなみに、エンジンはガソリンと空気を混ぜたモノを可燃させて原動力としています。

*このガソリンと空気の比率を混合比という。

この時に、ガソリンの量が多いと綺麗に燃え切らず「燃え残り」が発生します。

その燃え残りがカーボンであり、これが吸排気系のバルブに詰まる事を、通称「カーボン噛み」と言います。

じゃあガソリン薄くすればいいじゃんと思う所ですが、ガソリンが薄いとエンジンが壊れます。

*通称「焼き付き」

なので、それの対策として「意識的に濃い状態にしてる」という事があります。

そこにもうちょい加筆すると、VVAのお陰で「作動前の低回転数で濃くなってる」という可能性が高いです。

VVA作動後は一気に伸びる(回転数が上がる)ので、高回転に合わせたセッティングになってる。

そのため、低回転域では相対的に濃い状態となるわけです。

色々な理由により、普通のエンジンよりもカーボン噛みが発生しやすい可能性が高いエンジンですので、意識して対策しましょう。

 

◼︎まとめ

エンストするのは「信号待ちで停まった時」「発進しようとアクセルを開けた時」です。

エンスト発生を誘発するのは「エンジンが暖まる前」「低速走行ばかりした後」「オイル交換をサボる」「プラグ交換をサボる」です。

対策は「暖気して乗る」「ぶん回して乗る」「オイル&プラグ交換をする」「カーボンクリーナーを使う」です。

特に日々の乗り方は重要で、静かに回さずに乗ってるとあっという間にカーボン噛みします。

VVAのおかげで他のエンジンよりもカーボン噛みが発生しやすいのでご注意下さい。

逆に、これらのポイントに気を付けて乗ってれば、ほとんどエンストしなくなります。

他のエンジンよりも少し手前をかける必要があるので、ご同輩の方々はご注意下さいませ。

 

解決になりましたら幸いです。