まだ短期間ながら「バイクを複数持ちしている」ので、感じた事を書いてみる。
▪︎メリット
1、飽き対策になる
一台にずっと乗ってると、どうしても飽きる。
2台だと、飽きるまでに2倍の時間がかかる。
2、気分転換
攻めたい気分とか、流したい気分とか。
気分で選択可能。
3、比較(乗り比べ)ができる
こっちとあっちとどう違うのか?
持ってるからこそ分かる。
4、一台が無くなっても大丈夫
修理だったり、事故だったりで一台無くなっても、もう一台ある。
▪︎デメリット
1、好きな方に、好きな時に乗れない
のっけから結論めいた書き出しになるが、台数があっても「好きな時に好きな方には乗れない」。
後述する「バッテリーの問題」「置き場所の問題」により、「今日の優先順位」が決まってくる。
つまり「乗ってない方に乗る必要がある」。
要するに「乗らない方は一回乗ったら距離を乗る必要が出てくる」し、遠い場所に置いてある方は「休日しか乗れない」など、その日の条件で乗れるバイクが決まってくる。
複数台持っていても、結局は「乗らなきゃいけない方」に乗る必要が出てくるため、自由に選択できないという。
2、バッテリーの管理が面倒
最後にいつ乗ったか?を気にする必要がある。
1週間以上空いてたらそっちに乗る必要があるし、距離も乗る必要がある。
3、メットを持ち歩くのが面倒
一台は家の側に置けるけど、もう一台は駐輪場を借りたとかいう場合。
遠い方に乗るのがめちゃくちゃ面倒になってくる。
4、カバーの扱いが面倒
駐輪場を借りた場合に「置き場所がない」という問題が1つ。
そしてもう一つは「耐久性」。
破れたらもう一枚買う必要があり、管理費用が2倍。
5、ガソリン管理が面倒
一台だと、おおよその「乗るペース」というのが定まってくるため、ルーティーンでガソリンを入れる事が可能。
2台だとどっちにどのくらい乗るかでめちゃくちゃズレが出る。
6、パーツ管理が面倒
いつオイル交換したっけ??的な。
ハード面の交換パーツ(ブレーキパッドや駆動系など)は明確に不調になって分かりやすいため、まだ何とかなる。
問題は「油脂類」。
ブレーキフルードとか、冷却水とか、ギアオイルとか。
まさに「いつ変えたっけ?」となるが、そのまま乗ってると終わる。
一台ですら見落とすレベルなのに、複数台で管理するのはとても難しい。
7、各種保険費用が2倍
125ccの複数持ちならファミバイでOK。
しかしながら、125ccオーバーとの2台持ちだと、単純に倍かかる。
最安値でも年間3万以上。
▪︎結論1台持ちで飽きたら買い替えがベスト
2台持ちは「管理しきれない」事が判明した。
「バイクが健康な状態を維持して気持ち良く乗る」という状態を作るためには、一台でちょうど良い。
手間の面でも、費用の面でも。
複数台持ちをするというのは「いつ壊れるか分かんないやつ(主にバッテリーや油脂類)を複数台持ってるような状態」にならざるを得ず、それを楽しめる人(メカニック的な機械いじりを楽しめる人や、バイクの管理工程自体を楽しめる人)に向いてるのだと思い知りました。
筆者のように「好きな時に」「好きなだけ」「出来るだけ快適に乗りたい」というワガママなタイプは、一台をしっかりと管理して、費用をかけてメンテしてあげる方が、満足度が高いです。
▪︎2台持ちの代わりにレンタルで楽しむ
自分の一台はしっかりと持ち、他のに乗りたい時はレンタルを使う。
3日借りても4万とかだし、色々な車種に乗れる。
しかも「いい状態で」。
管理の手間を考えると、こっちの方がラクで良さげ。
▪︎まとめ
複数台持ちは色々なメリットがあるが、「管理が面倒」というデメリットが全てを打ち消す。
家に土地があり、何台も家の側に置いておけるという環境であれば、もしかしたら大丈夫かもしれない。
でも、何キロであれ変えて〜ってやってたら、いつもバイク屋さんに行ってるような感じになってるかもしれん。
とりあえず「筆者の環境では」、複数台持ちのメリットは「非常に薄い」です。
2台持ちして数週間だが、もう遠い方に置いてあるバイクに乗るのが面倒になってきてるし、2台分のカバーやらガソリンの管理やら装備(ハンドルカバーとかの季節系装備)を付けたりなんだりするのが超面倒。
何もかもが2倍の手間がかるため、正直やってらんねえ。
その分の手間とカネを一台に突っ込んで「快適な一台」に仕上げた方が、乗ってて楽しいし、乗るまでもラク。
年内は2台体制で行く予定ですが、もしかしたら早めに一台に戻るかも。
複数台持ちは「適性のある人にしか出来ない」んだなあと強く感じました。
お読みいただき、ありがとうございました。