お洒落とバイクと好きなコト。

イタリアンクラシック(クラシコイタリア)とバイクが趣味の人のブログ。好きなコトを自由に書いてます。

なぜ日本のEVや石炭発電所が叩かれるのか?

 

4年連続で化石賞を貰った我が日本。

それと共に非常に効率的だが全く納得できない記事(後述)を発見し「あ〜そういう事か」と理解できたので1記事。

 

▪︎「今」と「将来」

日本人の感覚だと「今」高効率なモノに対して評価する。

しかしながら海外では「未来で」高効率なモノに対して評価する。

具体的な例を出してみよう。

 

▪︎「今」高効率なHEV、「未来で」最高効率なEV

HEV=ハイブリッドシステム。トヨタのやつ。

EV=Electric Vehicle=電気自動車。

「現状では」トータルで見るとHEVの方が優れている。

クルマを作る所から廃棄する所までのトータルで見ると、HEVの方が良い。

しかしながら「未来はどうか?」

EVが優勢。

走行中に排気ガスが出ない事に加え、既存のクルマの2/3の部品点数で済む事から、将来的には「ゼロエミッション」+「低コスト化」が約束されている。

既存のクルマの延長線上であるHEVだと、どんなに高効率化しても排気ガスは出るし、部品点数もこれ以上減ることはない。

要するに「未来が見えるモノを作ると評価される」のである。

 

▪︎最高効率の石炭発電所より、役に立たない風力発電の方が良い

皆んな何となく分かってると思うが、「退屈な現実」よりも「理想の未来」の方が「面白い」。

現実で使うならトヨタのクルマが最高なのは間違いないが、人の耳目を集めるのはドイツ御三家(ベンツ、BMWアウディ)やフェラーリである。

つまり「今」どんなに素晴らしくとも、「面白くない」のであれば意味がないのである。

何となく気に入らない旧時代の石炭発電所より、新しくて面白そうで、万が一モノになった時のリターンがデカい風力発電の方が評価が高いのである。

 

▪︎人の意見は「感情で捉える」方が理解しやすい

人は「なんとなく」で動く。

原子力発電所がめちゃくちゃ安全対策を重ねていて、超安全になっている。

じゃあ「側に住むか?」というと、大半の人は納得し難いだろう。

現実的にこうですよ〜、大丈夫ですよ〜と言われても「嫌なものは嫌」なのである。

つまらない、かつ現実的な超高効率まお話をされても「つまらない」のである。

それこそNHKのように。

そうじゃなくて、この先これが上手くいったらこんな未来が出来ますよ〜とか、要するにこの技術が完成したら「こんなに面白いですよ〜」と言われる方が「面白い」のである。

 

それを踏まえた上で次。

 

▪︎レンジエクステンダーの現実的な回答

MX-30 R-EV もっとも現実的な回答【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 | 中古車なら【グーネット】

これが「のっけから全て間違えている」という事がよく分かるだろう。

「現実的」とか「知らん」のよ。

重要なのは「面白いか面白くないか?」。

そして「安心して使えるかどうか?」。

この2つ。

しかしながら、この2つに対して「何一つ納得出来る回答がされなかった」。

「現実的に(技術的に)バッテリー容量を減らす方が賢いので減らしました」と言われても「は?」である。

色々言われた所で「え?航続距離減るし不便になるじゃん。買わねーよ」としか感じない。

そういうのじゃなく「未来の面白が見たい」。

モビリティショーのRX7コンセプトがめちゃくちゃウケたのはそれ故。

「EVの夢」が全て詰まった一台。

バッテリーでしか不可能なエクステリアデザインと、インホイールモーターの走りの独自性。

これであれば多少航続距離が短かろうが何だろうが「欲しい」と思わされる「未来の一台」。

クドクドと現実とは〜とか説教めいた事を言われる事もなく、「欲しいから買う」と言える一台だった。

「現実的で超優秀なつまらないクルマ」

「理想的でカッコ良くて面白そうなクルマ」

さて、どちらが「欲しいと感じるだろうか?」。

どっちみち現実的にEVを選ぶ人なんて現状いねえんだから、ロマンがなきゃ買う訳ないだろ、と。

 

*ちなみに

記事中のクルマがガソリン車に比較して重いという表記があるが、重く感じるのは「全体のバランスが悪い」から。

重さのバランスとハンドリングの感じ方、トルクのバランスで、重く「感じるかどうか?」が決まる。

マツダが煮詰めきれてないからそう「感じる」だけである。

重さは上手くやれば良い方(高級感を感じるなど)にも出せるので、「煮詰め待ち」である。

 

▪︎まとめ

日本のEV関連が不調なのは「つまらない」から。

「今」じゃなくて「将来」。

そして「面白いかどうか?」。

現実的な最高効率がこれですよ〜と言われても「そうですか」としか思わない。

そうではなく「これが出来ると面白いですよ〜」というモノを掲示されると「それ良いね!」となる。

効率や正しさではなく「面白いかどうか?」。

そういう意味では水素回りのクルマの方がロマンがありまくりで評価されそうなモノが揃ってたりする。

なので、人を納得させたいと思うならば「感情をベースで捉えましょう」。

「これが正しいです」と言われても納得しないが、「これが面白いです」と言われれば「じゃあしょうがない」となるのが人間です。

感情的に納得出来るところを探す方が簡単で、最も結果と釣り合う形になります。

「人間は理不尽なモノ」ですので、楽しい事をしていきましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

FORZAの「細かい良い所」。

 

細かいけど「めちゃくちゃ効く」というポイントが大量にあったので、ご紹介する。

 

▪︎FORZAの細かいけどいい所

1、センタースタンドが静かで周りに気を遣わなくていい

2、センタースタンドが超軽い

3、ヘルメットホルダーがL字で引っ掛かるので、落ちる不安が皆無

4、メットインの一番奥深くの所に傷防止のパッドが貼ってあるのでメットが傷つかない

5、ミラーのおかげで手に風が当たらない

6、4000rpm以下の領域が「コントロール用」に作り込まれていて、街中の運転が超ラク

 

以上です。

 

▪︎ホンダ車は「超ベテラン」と「初心者」にオススメ

酸いも甘いも知った超ベテランにこそ分かる作り込み。

センタースタンドが静かだからなんだ?と言われれば、確かに「走行性能としては意味がない」。

しかしながら、街中でバイクの「ガシャ」って音に「びっくりした経験のある人」は多いだろう。

知ってる人ですらびっくりするのだから、知らない人からしたら単なる騒音でしかない。

なので、人に気を遣える叔母様や叔父様は、センタースタンドの音が出ないようにゆっくりと下ろしていたりするのである。

ヘルメットホルダーにしてもそうで、他社のやつは基本「ストレート型」。

下まで引っ掛けても、何らかの理由で「上がってくる」ということがとても多く、シートを閉めるまで手で押さえながらやらなきゃいけない車種もあるほど。

メットイン奥の傷防止パッドも同じ。

ヘルメットというのは大体同じ入れ方をするため同じところに傷がつき、さらに「深くなっていく」。

なので「確定でメットが触れる部分」に対して予め「予防」してあれば、傷自体が防止出来る。

そういう「ちょっとした」、しかしながら「大きなポイント」に対して、しっかりと対策を講じてくれている。

これ以上は長くなるので端折るが、走行性能に関しても同じで「細かいけど効くよね〜」というポイントに対してしっかりと作り込まれている。

今NMAXと2台持ちで比べながら乗れるため、それが良く分かる。

車種とか排気量とか「じゃない」、メーカーの作り込みに対する哲学の差が完全に出ていると感じる。

 

▪︎初心者がホンダ車を買った場合の注意

「最高峰に乗ってしまう事になる」という事。

つまり「最高峰が基準になってしまう」。

初心者の場合「比較がない」。

おっさんだと「昔乗ってたゼファーやバリオスと比べて〜」とか、「マジェスティやスカイウェイブと比べて〜」とか、色々な経験値や引き出しがある。

しかしながら、初心者はその一台が数台目な訳で、むしろ「ホンダ車が基準」となる。

その時に、こんな乗りやすくて、色々なことが考えられているバイクは「他に存在しない」。

BMWくらいしかないと思う。

「乗った事ないけど」。

*国内4大メーカーは所持していた事があります。

なので、他メーカーのバイクを買った時に「肩透かしを食らう」という可能性が高いです。

特に最初にホンダを買った後に欲しくなるであろう、ヤマハドゥカティなどの「見た目が超良いやつ」は総じて「大味」です。

ホンダは見たより小さく感じる車両感覚でとても扱いやすいですが、ヤマハは逆で車両感覚が大きくて振り回して乗る感じになります。

好き好きではありますが、ホンダに慣れ切った後に乗った場合に違和感を感じるのは間違いないです。

ホンダは色々な意味で「世界最高」なので、そこだけは注意して頂きたいと思います。

 

▪︎まとめ

FORZAの細かく良いポイントは…

1、センタースタンド回り

2、ヘルメット回り

3、低速

です。

いずれも経験すると元に戻れないくらい快適で、作り込みという名の優しさで包み込んでくれます。

乗っても異常な部分は大量にあったのですが、長くなるので別記事で。

ちなみにホンダ車は「ベテランほど乗って欲しい」です。

色々な車種に乗って「色々な不満を知っているからこそ」、ホンダの凄さが際立ちます。

個人的にはNMAXに乗っててク◯ほど不満だった部分(乗り心地悪すぎ&高速域の安定感なさすぎ&車体に落ち着きなさすぎ)が「綺麗さっぱり解決されてる」という事に驚愕しました。

同じヤマハのXMAXを買ってたら、ここまで綺麗に解決されていなかっただろうし、同じような所に不満を持っただろうことが予想される。

今乗ってるバイクに不満があるのであれば、おそらくホンダ車を乗ると解決します。

ちなみに、その「解決方法」と「解決した後の+α」がマジで異常です。

低速が扱いやすいからといって中速域以降のキレがないかと言うとそうではなく、5000rpmを境に明らかに伸びの設定に振ってあって不満がない上に、その間の領域でのドンツキもないという「異常さ」。

その設定がいかに難しいかはウエイトローラーを弄った事があれば分かる難易度で、駆動系だけではなく、燃調なども含めたトータルセッティングじゃないとここまでの操作性は達成できない。

その難しさ、そしてそれを達成した後の「扱いやすさ」。

これが異常と分かるのは「色々乗った&イジったベテランだけ」であり、だからこそ乗って頂きたい逸品だったりします。

XMAXがこの領域まで来れないであろう事は間違いないし、もうそんな事はどうでもいいくらいFORZAの完成度の高さに驚きっぱなしで満足感マックスです。

ホンダさんの作り込み凄すぎです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

ファッションが面白い理由は「正解が無数にある」から。

 

正解が凄く多く、失敗が凄く少ない。

これは他の業界にはほとんどない特徴で、人が関わる意味がある特徴でもある。

 

▪︎正解=カッコ良く、快適な機能性がある事

人が快適に使える機能=吸水、速乾、発熱、冷寒、撥水、防水など。

逆に言うと「これさえ入ってれば後は自由」という事でもある。

例えば、クルマやバイクだと「あちらを立てるとこちらが立たない」という事が往々にして存在する。

面白さを求めてクイックな反応にすれば快適性は失われるし、デザインを優先すればキャビン(室内空間)は狭くなる。

機能性と快適性の両立は不可能で、いわゆる「正解」というのが1つしかない。

機能性か快適性かの2択。

しかしながら、洋服は暖かく(涼しく)快適だけど格好いいという全取りしたモノが可能になっている。

機能性はパーフェクトなので、その先の正解は「個人の好みでいい」。

カッコ良く感じるモノは個々人で違うので、自分の好きなデザインを自由に選んで作れるため「非常に自由度が高い」。

その「幅の広さ」が凄く魅力。

 

▪︎失敗=使っていて不快である事

このただ一点のみ。

冬物なのに風を通して寒いとか、夏物なのに風が通らず速乾性がないとか、ニットがチクチクして痛いとか、そういうやつ。

これらは論外なので、買ってしまったら後悔するしかない。

そういうモノもあるにはる。

…が、明確な失敗は「これしかない」。

正解の方法は色々あるのに、失敗の方法は1つしかない。

だから、やっていて面白い。

 

▪︎正解が1つしかない業界

1、工業製品

工業製品は「製品の仕様」が事細かに決まっている。

クルマやバイクなどの工業製品というのは、頭のいい人達が凄まじい時間をかけて研究して作り出した「技術の結晶」。

なので、それと寸分違わぬ製品を作る事を要求される。

正解は「製品図」ただ一つ。

ブレたら事故るので、ブレる事は許されない。

 

2、学校関係

勉強や学術というのは「正解が決まっている」。

そうじゃないと議論のしようがないし、ルールを決めようが無い。

ルールがあるという事は、正解があるという事。

ルール=唯一の正解。

 

3、政府、役所系

こちらも同じで、ルールが無いと議論が進まんので、基礎部分を共有する必要がある。

そのため「ルール=正解」が存在する。

 

他にもあるが、興味がないので割愛する。

 

▪︎他に正解が多い業界は「お笑い」と「音楽」

特に芸人さんはかなり近い。

出川さんみたいに「出来ない事が笑いになる」し、カズレーザーさんの雑学みたいに「優れている事でも笑いになる」。

どっちに転んでも笑いになる要素があるため「とても幅が広い」。

音楽も「ポジティブも」「ネガティヴも」表現になる。

必ずしもポジティブであるだけではなく、嫌な事を伝える事でも表現として受け入れられる。

ある種「皆んなが幸せになれる」というか、とりあえず面白いよねと言える空間である事は間違いない。

 

▪︎正解が多い業界は幸せだが、カネにならん事が多い

それで「食えてる」人はごく僅か。

ファッションは好きだが、ファッション業界全体が潤ってるか?というとそうでもない。

経済的に最も効率的+機能的にやった企業が勝つ訳だが、それはこの正解が無数ある事に魅力を感じる人達が「最も魅力を感じないポイント」でもある。

「正解が一つじゃないから面白い」のに「正解が一つしかない事をやらざるを得ない」というジレンマ。

決められた事が好きな人達(企業とか)からの支援を得た僅かな人達だけがこのゾーンを抜けて、好きな活動に没頭していられるという。

 

▪︎まあカネなくてもいんじゃね?

楽しいことしてる方が良くね?

貧乏だけどまあまあ幸せで、ワンチャン掴んだら跳ねるけど、跳ねなきゃ底辺でゆったり遊んでようぜ。

残酷すぎる成功法則という本にも書いてあったが、学校とかで良い成績を取るような「ふるいにかけられたタイプ」は普通にやると成功するらしいが、学校なんぞク◯くらえ!と思ってた「ふるいにかけられてないタイプ」は「大成功or底辺」の2択だという。

俺らのような「ふるいにかけられていないタイプ」は「ハマるか」「ハマらないか」なので、ハマって成功したら儲け物、ハマらなくてもまあまあ楽しいと割り切っておくのも重要っぽい。

気のせず楽しいことやろうぜ!と。

 

▪︎まとめ

ファッションは「正解がいっぱい」。

失敗は「ほんの少し」。

だから「やっていて面白い」。

基本的にポジティブに捉えられるし、それは「知識が増えるほど多くなっていく」という。

知識があるほど「使いこなしの引き出しが増える」ので、「カッコいい服装が作りやすくなる」。

やるほど楽しくなるという。

お笑いも同じで、面白い出来事だと捉える視点と表現が増えれば増えるほど面白くなる。

音楽は分からんが、表現の幅が増えれば、作れるモノが増えるので面白くなりそう。

しかしながら、この業界はまあカネがない。

厳密にいうと「カネ稼ぎに興味がない」んだと思う。

筆者もそうで、定型的な仕事をするとやる気を失う。

向き不向きなんだが、生きるためにはカネが必要なので、どうしようかな〜という感じ。

正直もう成功するかどうかは運と割り切って、楽しい事だけする事には決めている。

つまんねえ事やるとマジで病む。

成功したら儲け物。

失敗してもカネがないだけで、まあ楽しく毎日を過ごせるでしょう。

 

そんな感じ。

 

スクエニピアノメドレー聴きながら書いてたら、頭おかしい感じになったw

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

ダサい服など存在しない。

 

服装は「使い方」で変わる。

要するに「本人に似合う似合わないか」しかない。

ダサい服というのは存在しないというのを、MB氏を引き合いに出しながらちょっと説明してみようと思う。

 

▪︎MB氏の「ダサい服ベスト5」という記事

http://www.neqwsnet-japan.info/?p=46971

詳しい内容は読んでもらうとして、問題の画像だけを抜粋する。

1、ピチT

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2、季節感のないコーデ

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3、夏休みコーデ

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4、カラフルコーデ

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5、営業マンコーデ

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これらが「悪いコーデ」として紹介されている。

記事中では解決策が示されていた。

…が、筆者の記事では、この「悪いコーデ」を「そのまま活かしたコーデ」を書いてみる。

 

▪︎活きるコーデを解説

1、ピチT

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マッチョだとめちゃくちゃかっこいい。

MB氏がダサく見えるのは「細身な肉体」と「ワイドパンツ」の組み合わせだから。

下もピッチリした感じのコーデで、スポーツマンタイプの人が着ていれば、存分にカッコいい服装なのである。

 

2、季節感のないコーデ

黒コーデを引き合いに出していたので、黒コーデで反論してみよう。

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https://otokomaeken.com/mensfashion/172973

さて、これに季節感を感じないだろうか?

というより「カッコ良けりゃなんでも良くね?」。

着てる人に似合う着こなしであれば、こんなにかっこいいという。

 

3、夏休みコーデ

アメカジ系だとこの着こなしは割と普通。

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というかMB氏のこのままのコーデでも「スポーツマンタイプが着てたら普通にかっこいい」。

「MB氏には似合わない」というだけのお話しでしかないという。

*ちなみに

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https://otokomaeken.com/mensfashion/208482

こちらにショートパンツの詳しい使い方が書いてあります。

興味のある方はぜひご一読ください。

 

4、カラフルコーデ

こちらもアメカジでは割と普通。

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カニエウェスト氏。

単色で派手なのをぶち込んでくるのはカジュアルの王道な着こなしですので、覚えておいて損はないです。

 

5、営業マンコーデ

これこそむしろ「最も格好をつけたいコーデ」だったりする。

これ自体がダサいというよりも、元々フォーマルコーデ自体が「基礎の色使い」があり、「数センチのコーデを要求される」という難しさを併せ持つ。

それを上手くやったのがこちら

f:id:CurryS:20231205114911j:image

https://otokomaeken.com/mensfashion/7736/2

MB氏のコーデと見比べると良く分かると思うが、MB氏は「袖長すぎ」「裾長すぎ」。

着こなしとしても「ボタンを開ける」、「腰パン気味で履く」などの、いわゆる「着崩し」という重要なアレンジに対して何もしていない。

フォーマルコーデは特にそうなんだが、自分に合ったサイズ(大きくも小さくもないサイズ)を「ストリート風に着崩して着る」というのが最もカッコ良かったりする。

*ビジネスでは当然「カッチリフォーマル」で、着崩したら「常識のない人」になってしまうため注意して下さい。

ディティールを詰めきれてない+着崩しが足りないから「ダサい」のであって、「服装自体がダサい訳じゃない」。

 

さてここまで見てきて分かる通り「モデルがMB氏だからダサい」という事がお分かりになるだろう。

ダサいというのは腐している訳ではなく「ダサい=似合ってない」という意味である。

MB氏の細身の体型と、カッチリした着こなしを好む特性に合った服装は存在していて、ハマる服装をすればピカイチなカッコ良さなのである。

では何が重要なのか?

「その人に似合う服装をする」という事。

 

▪︎似合うかどうかを分けるポイント

1、キャラ

おおよそ、キャラと服装というのは相関がある。

ヤンキーは「カニエウェストのような服装を好む」し、逆に痩せ型のMBさんタイプは「メンズクラブみたいな服装を好む」。

そして、キャラと同じくらい重要なのが「体型」。

 

2、体型

キャラと共に相関があるのがこれ。

体型というと少々誤解がある。

正確に言うと「筋肉量」。

運動してないデブと、生まれつき太りやすいラグビー体型の人とは「天と地ほど違う」。

上述のカニエウェストのような方は後者にあたり、バナナマン日村さんのようなタイプは前者にあたる。

単純な体型=似合う服装ではなく、持ってる筋肉量=似合う服装となる。

筋肉量が少ないほどホストスキニー系。

筋肉量が多いほどヒップホップカジュアル寄り。

 

▪︎なぜキャラとの相関があるのか?

貴方がヤンキーやスポーツマン系なのに、身体が虚弱でスポーツしたくないとか、人と殴り合った事もないという事は「まずない」だろう。

即ち、スポーツ出来るくらいの身体能力があるor人と争えるくらいの筋肉量があるという事になるので、人並み以上の筋肉量がある。

筋肉量がある=痩せ型の体質ではないという意味にもなるため、MB氏が推奨するスタイルにはハマらない可能性が高くなる。

つまり、体型とキャラというのは「自ずと決まってくる」。

 

▪︎MB氏のスタイルは「痩せ型に似合う服装」

どちらかと言うと痩せ型で、頭を使う事が好きな人に向いてるスタイル。

理論的にも、頭を使う人に分かりやすく、理解しやすい理論を提出している。

ハマる人にはガッチリハマるが、ハマらない人にはハマらないという。

 

▪︎スポーツタイプは体当たりで覚えていきましょう

「ゴリゴリにスポーツやってました」とか「パワーで困った事ないです」という、筋肉質な御仁にオススメな方法は「体当たり」。

どちらかと言うと筆者はこっち側。

考えんの面倒くさいから店舗に突っ込んでって、店員さんのおすすめを買いつつも色んな服を試着しまくって経験値を上げていって、徐々にお洒落になっていくという道筋を辿るのが、最も効率が良く楽しく感じるはず。

自分に合ったやり方でやっていきましょう。

 

▪︎まとめ

ダサい服装など存在しない。

あるのは「似合うか」「似合わない」だけ。

自分のキャラと体型に合った服装選び+アレンジと着こなしをすれば「似合う」。

逆に、合わない服を選べば「似合わない」。

服装のみで良し悪しを判断するのは全く意味がない。

意味が出るのは「人が服を着ているから」。

「その人に合ってるからカッコいい」。

なので「自分が好きな服装をしましょう」。

ちなみに「貴方が似合わない服装でも、それが似合う人はいます」。

服装において他を貶すことに意味はないです。

カッコ良くなるためには「自分の長所を活かす服装をする」事が最大のポイントで、ポジティブな方向に力を使うのがオシャレのなるための最も重要な方法です。

 

「貴方に似合う服装をしましょう」。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

ハイブリッドダウンシリーズの進化の歴史。

 

ディティールの変更はどこ見ても書いてあった。

…が、「性能の進化」をちゃんと纏めてる所がなかったので、進化の歴史の網羅的な記事。

 

▪︎ハイブリッドダウンの歴史

2019年 発売

7990円

堅めの生地でアウトドアっぽい。

約650フィルパワーのダウン。

 

2020年 小規模アップデート

7990円。

ほぼ同じ。

ディティール変更。

 

2021年 中規模アップデート

9990円。

ラミネート加工搭載で利便性アップ。

ラミネート加工のメリットは…
防水性を高める
保温性を高める
汚れを落としやすい
生地の色落ちを防ぐ
摩耗やほつれ防止し耐久性が上がる
シワになりにくくなる
⚫︎ラミネート加工のデメリットは…
蒸れやすくなる
高熱でフィルムが溶けることがある
紫外線でフィルムが変色しやすい
洗濯機で洗うとフィルムが剥がれやすい

という効果がある。

そして「表地の素材変更」。

ハイブリッドダウンパーカーとコートで素材が完全に別物に。

パーカーは柔らかくカジュアルな素材に。

コートはウール調に変化。

値上がりぶんの進化(ラミネート加工&素材の耐久性&防風性能アップ)が見える内容のアップデート。

 

2022年 大規模アップデート

12900円。

750フィルパワーのダウンに変更。

パーカーが3Dカット仕様に。

背中裏にメッシュ搭載で、さらに快適性アップ。

パーカーは3Dカット、コートはフォーマルの綿生地コートみたいな感じになり完全に差別化。

パーカーはカジュアル用。

コートはスーツ用…と思いきや、フードが取り外せないという最大のデメリットが存在するため、フォーマル用途の方々の顰蹙を買ってしまったという。

そして、最も凄まじいのが「パーカーとコートの値段が一緒になった」という事。

*2022年以前はコートの方が高かった。

パーカーは3Dカットやら止水ジップやら何やらと「凝った仕様」になったため価格アップ。

コートはシンプルな作りで「丈ぶんのコストを吸収した」結果「同じ価格」となった。

値上がりぶんは「ダウンの質アップ」「3Dカットのコスト」そして「原材料費高騰」。

3000円もの値上がりを正当化するには少々厳しい内容のアップデートではある。

…が、年末年始のセールを狙えば「7990円で買えた」。

*9990円時代は「最安値で5990円」だったため、実質2000円アップ。

このため、キチンと狙い撃ちして買った場合の「実質的な値上がり幅」は「2000円」。

ダウンの性能アップぶん+αだと思えば、ギリ納得できる範囲とも言えなくもない。

 

2023年 小規模アップデート

12900円。

ほぼ完成。

値上げもなし。

パーカーはアップデートほぼなし。

*細かいディティール変更のみ。

コートはフード取り外し可能になり、スーツ対応に。

…なった反面、ジップがカジュアルっぽいのと、シルエットが緩めで腰の絞りがないため、カジュアル要素も混ざった感じに。

全体の雰囲気が「フォーマル7:3カジュアル」という感じなので、兼用として最強。

去年からデザイナーが入ってる説があり、ディティール面ではちょっとずつ進化している。

しかしながら、性能=実用性=快適性という意味での進化は22→23ではほとんどなく、一旦完成されたと言っていい性能となりました。

 

▪︎22年を境に「暖かさアップ」

750フィルパワーのダウンに変更+ラミネーション加工の合わせ技で、2ランクくらい暖かさアップ。

今現在2020年モデルを現役で使用しているが、この頃はあんま暖かくない。

「シームレスダウン3Dカット2021年モデル(750フィルパワー)」も持っているが、明確にそちらの方が暖かい。

しかしながら、2023年モデルのハイブリッドダウンは「明確に暖かい」。

*2020年モデルのハイブリッドダウン比で。

シームレスダウンに迫るレベルで、ほとんど遜色ないレベル。

 

なので、ネットなどでレビューを見る時は、2022年より「前」か「後」かで、大きく印象が変わるので注意されたし。

 

▪︎まとめ

毎年毎年、凄い勢いでアップデートされていたハイブリッドダウン。

初期はダウンも質が低く、裏地の加工もなく、見た目通りのライトアウターだった。

しかしながら、4年を経た現在、ダウンの質は良くなり、手間のかかる加工も入り、一つ上のシームレスダウンとほぼ同等の暖かさまで進化しました。

今年のアップデートは性能に関しての内容がほとんど無かった(ディティール変更のみ)ので、性能としては「ほぼ完成した」と言って良いと思われます。

確かに昔よりは値上がりしてます。

…が、シームレスダウンも値上がりした(14900円)現在、ハイブリッドダウンを選ぶメリットも多くなってます。

ファッション面では元より、ダウンではよろしくない場合というのも一定数ある(冠婚葬祭や面接など)ため、その時にも使えるハイブリッドダウンシリーズ(主にコート)は非常に役に立つかと思います。

 

多角的に見ても「非常に完成度が高い」、そして「製品としてもほぼ完成された」ハイブリッドダウンシリーズ。

感謝祭や年末年始のセールで検討して頂ければと思います。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

FORZA納車後レビュー(最初期版)。

 

FORZAを納車して100km程走ったので、ど初期の感触をレビュー。

*前車NMAXとの比較多めです。

 

▪︎箇条書き

1、安定感ヤバい

2、サスの入力が滑らか

NMAXだと車体がヨレてた場所で、全く問題なく通過した。

3、謎の安心感あり

4、シートが硬い

サスペンションが非常に滑らかに動作しているため、完全にシートが硬い。

5、シートの前の方に座るとケツ痛い

所謂「ベスポジ」がある程度決められている。

そこから外れる場所に座ると変な所に負荷が集中したり、ウレタンが少なかったりする。

*ベスポジ=シートバックに腰が当たる場所。

6、コンパクトなポジションで収まりがいい

NMAXは車体の割に大柄で、どこに座ってもポジションが決まらない感じがあるが、FORZAはビシッと「ここ」というポイントがあって非常にコンパクト。

車体はデカいんだけど、走ってる時の大きさの感覚はNMAXとほとんど変わらない。

 

▪︎よく言われるやつへの解答

1、遅い

遅いと「感じる」のが正解。

まずサスペンションが超安定してるため、姿勢変化が凄く少ない。

さらに、出足がマイルドに丸められている。

ドンツキの加速が全くなく、滑らかに加速する。

とにかく滑らかすぎるため「体感として」遅く感じるが、実際はけっこう速くて超快適。

 

ちなみにNMAXなんかは真逆で、加速時にドンツキがあり、アクセルを避ねると回転数が簡単に上がる。

要するに「アクセルに対してピーキーに反応する」。

この「加速してる感」が「速い気がする=面白い」と感じさせる要因。

FORZAは「敢えて遅く感じるようにしている」。

NMAXは「敢えて速く感じるようにしてる」。

この差がめっちゃ面白い。

 

2、ハンドリングが優等生

こちらも同じで、優等生に「感じる」。

まず「ビシッと一本筋が通ってる」。

「軸はここですよ〜」という明確な縦線が感じられる。

そして「動き出しがとてもスロー」。

ゆったりと動き始める。

「軸をしっかりと感じれる」のと「その軸が倒れるまでに時間がかかる」。

この合わせ技で、凄くゆったりと「ハッキリとした軸を描いて曲がっていく」。

ちなみに、この「軸通りに曲がる感覚」は非常に気持ち良く、イメージ通りに動いてくれる気持ち良さが存在する。

球技スポーツをやってる人なんかは「感覚的に理解できる」感じの、自然なハンドリングで、まさにパーフェクトトレース。

「ほぼ意思通りに曲がる」のに「尖りが全くないない感じ」が「優等生に感じる」。

 

ちなみにNMAXは真逆で、軸は少々曖昧で、凄くピーキーに動く。

それこそ段差で吹っ飛びそうになるくらいに。

軸が曖昧なので、いい意味で「どんな操作をしても曲がり始める」。

ホンダハンドリングは「軸を倒す感じ」で傾ける必要があるが、ヤマハハンドリングは「車体を倒す感じ」で曲がる。

受け皿が広いというか、どっからどんな倒し方をしても曲がる。

そして、凄くピーキー

つまり「すぐに反応してくれる」。

「どんな倒し方をしても曲がる+反応が良い」ので「気持ち良い」。

そして、気持ち良いぶん「凄く疲れる」。

反応が良い=路面の影響を強く受けるため、乗っていて細かな修正をずっとしている必要がある。

ホンダのように敢えて鈍く作る事で「曲がりたい時には曲がる」、「曲がりたくない時はビシッと安定して走る」という挙動が可能になる。

ホンダハンドリングは「敢えてやってない」。

ヤマハハンドリングは「敢えてやってる」。

 

3、サスペンションの路面追従性ヤバすぎ

跳ねようが何しようが、路面の設置感がある。

NMAXは70kmで走ってるだけで飛んでいきそうな怖さがあるが、FORZAはどんなギャップを越えても安定してる。

サスペンションの伸び側の長さが足りないと「路面からタイヤが離れてコントロール不能になる」というのはスポーツ走行でよく言われる。

…が、まさかスクーターでそれを感じれるとは思わなんだ。

この路面追従性+車体の入力の鈍感さのおかげで、安心感と安定感が尋常じゃない。

スポーツ走行とは対極な感覚ではあるが、そこに使われてる技術は完全にスポーツ走行のモノ。

 

4、シートの硬さが外車

硬すぎ。

ウレタン云々とかじゃなくて、とにかく硬い。

ホンダが作って「これ」ということは、この硬さは「狙ってやってる」のだろう。

ゲルザブ必須級。

 

▪︎NMAXとの比較

1、安定性100%アップ

とにかくハンドルがブレない。

真っ直ぐ走ってるだけでも分かるし、カーブ中に段差を超えたら完璧に分かる。

NMAXの時は60km以上出すと怖さがあったが、FORZAは全くない。

安定性のレベルがNMAXとは全然違う。

 

2、トルク100%アップ

坂道でのアクセル開度がNMAXの半分。

まんま排気量分の差がある。

 

3、乗り心地50%アップ

サスペンションがレベチ。

路面追従性も、ストローク量も全然違うので、突き上げ感が激減。

さらに大きめの段差を超えても、飛び跳ねて怖いような感覚はほとんどない。

*NMAXはガンガン跳ねるので超怖いが、FORZAは安心して乗っていられる。

ただ「シートはめちゃくちゃ硬い」。

クルマのドイツ車などは硬めのシートにして長距離適性を高めているそうだが、その流れを汲んでいるっぽい。

にしてもシート硬すぎ。

NMAXの方が全然柔らかい。

サスペンションは最高なんだけど、シートが硬すぎる故に「少しだけ乗り心地が良くなった」という体感となる。

 

4、体感の車重30%アップ

重さはほとんど変わらない。

少し重くなったな〜くらい。

取り回しで苦戦する事もほぼない。

*坂道は注意

重さ以外は全て倍近く性能が違うのに、重さだけは30%アップで済んでるのは凄すぎる。

 

5、Uターンの感覚もほぼ同じ

少しだけ大きくなったが、めちゃくちゃ大回りしなきゃいけないというレベルではない。

NMAX+50cmくらい。

慣れてくれば、ほとんど同じ感覚で回せそう。

 

6、たまーに(週一以下)乗るならNMAXの方が楽しい

とにかく楽しい。

…が「3kmで飽きる」。

ゴールドウイングとハーレーでアメリカ横断を行くと、最初は皆んなハーレーに乗りたがるらしい。

理由は簡単で「面白い」から。

しかしながら、3日も経つと皆んなゴールドウイングに乗りたがるらしい。

理由は簡単「快適だから」。

これがまさにNMAXとFORZAにも当てはまる。

NMAXは「楽しい」けど「超疲れる」。

FORZAは「楽しさでは劣る」けど「超快適」。

バイクに乗るにあたり「楽しければ良い」のか?

それとも「辛い時でもラクな快適性が欲しいのか?」。

FORZAには「自分が疲れた時にこそ分かるホスピタリティ」が存在します。

 

▪︎現実的なバイクの最高峰

NMAXとほぼ同じ感覚で取り回しができ、ほぼ全ての性能が倍近く優秀。

正直、日常使いのバイクとして「最高峰」。

安心して乗っていられる走行性能と、街中で困る事のない車輌重量、車輌感覚、Uターン性能。

これ以上デカい、重いだと、普段使う気がなくなるという「絶妙なサイズ」。

ユニクロの最高峰というか、毎日気兼ねなく、何処へでも着ていけて、さらに格好もつくという感じ。

逆に、ロマン派(週一以下しか乗らない人)で、「バイクに非日常を求める人」は、別のを買った方がいいかもしれない。

 

▪︎両極端な技術を合わせた結果「普通になってる」感覚

NSXとオデッセイを混ぜたら、シビックになったみたいな。

「残酷すぎる成功法則」という本に書いてあった例えで言うと…

「頭を冷蔵庫に突っ込んで、足先をバーナーにかざしていれば、平均体温は正常だ」

という感じ。

明らかにスポーツ走行も可能な性能のサスペンションが、しっかりと入れてある。

軸感にしてもそうだし、車体バランスにしても同じで、スポーツ走行に耐え得る車体構成。

そして、それを「利便性重視の重くデカい車体に搭載してる」。

さらに「快適性重視のセッティング(いい意味での鈍さ)になっている」。

ある種「意味不明」。

出来上がりを見ると、いつも通りの「優等生バイク」。

…なんだが、内容を見ていくと「明らかに特化型の技術を組み合わせてある」。

筑前煮みたいな感じで、各種食材に対してトップの技術で作って、それらを組み合わせて一皿として完成したという。

各パーツが超一流で、超一流の組み合わせで仕上げてあるからこその「普通」。

正直、頭おかしいと思う。

 

▪︎安定感と面白さはトレードオフっぽい

NMAXとFORZA。

2台乗り比べながら乗ってる感じ、ある種の「不安定さ=面白さ」と思われる節があった。

要するに「すぐに車体が反応する」のが面白さという事。

加速にしろ、ブレーキにしろ、カーブにしろ、とにかく速く反応してくれるのが面白い。

特に、軽い車体を振り回して乗る楽しさは「原点」とも言える楽しさ。

自分の入力に対してレスポンス良く反応してくれて、それが自分の予想通りの動きをしてくれる事によって「楽しい」と感じる。

逆に言うと、すぐに反応するという事は「入力に対して過敏に反応する=不安定」となる。

初期入力にはちょっと鈍く反応してくて、さらに入力した時にはしっかりと反応してくれる方が、乗っていて安心感があって疲れない。

そのちょうど良い塩梅なのがFORZA。

NMAXは楽しさに振り切ってるので、近い距離の通勤とか、週一以下で乗るよう人に向いてる。

面白いが疲れる。

快適だがつまらない。

そのバランスが何処か?というのが焦点になってくるのかもしれません。

 

▪︎「公道の序列が高い」という副次効果

NMAX125に乗ってる時は、煽られたり、幅寄せレベルで追い抜いていくクルマやバイクが多かった。

FORZAになって、ほとんど無くなった。

まず納車の時に実際に目にして思ったのが「デカい」。

しかもヨーロピアンなデザインなので「速そう」で、さらに「圧がある」。

いい意味で。

クルマから見た場合、「デカくて」「何かカッコいいデザインの」「ちょっと速そうな」バイクがいる、となるため、道を譲られる事が多くなった。

そして、125ccスクーター乗りから見た場合は「明らかに格上の250ccスクーター」で、しかも「最新型」となる。

通勤族は、種族的に仲間というか同類なため、スクーターに詳しく、基礎的な部分を共有している。

具体的に書くと「tmax560>FORZAとXMAX>他ビッグスクーター>PCX系>シグナス系>それ以外」という序列が明確で、それを共有している。

特に上3つに対する明確な性能差は誰しもが知る所で、スクーター乗りにとって「250cc以上のスクーター=格上」という認識がある。

そのため、普通に走ってると、明確に「格上扱いされる」。

「先行ってくれ」という道の譲られ方をしたり、後ろから抜かれる場合も、明確に余裕のある赤信号くらいでしか抜かれず、無理な追い越しをされる事は稀になった。

男性特有の序列感と、デカさと圧力で、公道での序列が明確に上がった。

これは「まったり走りたい人にとってのメリット」でもある。

*煽られたり、無理な追い越しをされたりしないので。

意外な副次効果としてのメリットがあったので、一応書いておきました。

 

▪︎まとめ

FORZA、頭おかしい。

普通=普通な技術というわけじゃなく、普通=スポーツの技術+快適性の技術で「結果的に普通にまとめてある」というだけだった。

ちょいちょい異常な部分が見え隠れしていて、特にサスペンション周りの作り込みは凄まじい。

PCXやNMAXとビッグスクーターとの比較で、車格しか触れてないようなレビューは大量にあるが、NMAXとFORZAの2台乗り比べてみた感じだと「明確な差がある」。

確かに面白さだけにフォーカスすれば「軽さ」と「反応」は非常に重要なファクターではある。

…が、大抵の場合は「快適さとトレードオフ」。

ある種の鈍さがあるからこそ安心して乗っていられる部分があり、それはFORZAに乗ると強烈に感じる。

価格差以上にキャラクターの違いがある。

「バイクは価格と面白さが比例しない」とはよく言われるが、面白さに関しては本当にそうだと思う。

ただし「快適性」は「値段」と「作り」にモロに跳ね返ってくる。

ホンダとBMWの「超えられない壁」がおそらくここにあるんだろうと思われる作り込みを感じさせてくれたFORZAでした。

 

しかしながら、数カ月乗ると感想も変わる事が予想される。

なので、その時はこの記事に追記するか、別の記事でもう一度書くかする予定。

「大半の人は興味がないだろう」。

しかしながら、自分が乗ったバイクの記録媒体としてはこのブログが最適なので「興味ないのが分かってるけど書く」。

申し訳ないのですが、お付き合い下さいませ。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

バイク2台持ちのメリット、デメリット。

 

まだ短期間ながら「バイクを複数持ちしている」ので、感じた事を書いてみる。

 

▪︎メリット

1、飽き対策になる

一台にずっと乗ってると、どうしても飽きる。

2台だと、飽きるまでに2倍の時間がかかる。

 

2、気分転換

攻めたい気分とか、流したい気分とか。

気分で選択可能。

 

3、比較(乗り比べ)ができる

こっちとあっちとどう違うのか?

持ってるからこそ分かる。

 

4、一台が無くなっても大丈夫

修理だったり、事故だったりで一台無くなっても、もう一台ある。

 

▪︎デメリット

1、好きな方に、好きな時に乗れない

のっけから結論めいた書き出しになるが、台数があっても「好きな時に好きな方には乗れない」。

後述する「バッテリーの問題」「置き場所の問題」により、「今日の優先順位」が決まってくる。

つまり「乗ってない方に乗る必要がある」。

要するに「乗らない方は一回乗ったら距離を乗る必要が出てくる」し、遠い場所に置いてある方は「休日しか乗れない」など、その日の条件で乗れるバイクが決まってくる。

複数台持っていても、結局は「乗らなきゃいけない方」に乗る必要が出てくるため、自由に選択できないという。

 

2、バッテリーの管理が面倒

最後にいつ乗ったか?を気にする必要がある。

1週間以上空いてたらそっちに乗る必要があるし、距離も乗る必要がある。

 

3、メットを持ち歩くのが面倒

一台は家の側に置けるけど、もう一台は駐輪場を借りたとかいう場合。

遠い方に乗るのがめちゃくちゃ面倒になってくる。

 

4、カバーの扱いが面倒

駐輪場を借りた場合に「置き場所がない」という問題が1つ。

そしてもう一つは「耐久性」。

破れたらもう一枚買う必要があり、管理費用が2倍。

 

5、ガソリン管理が面倒

一台だと、おおよその「乗るペース」というのが定まってくるため、ルーティーンでガソリンを入れる事が可能。

2台だとどっちにどのくらい乗るかでめちゃくちゃズレが出る。

 

6、パーツ管理が面倒

いつオイル交換したっけ??的な。

ハード面の交換パーツ(ブレーキパッドや駆動系など)は明確に不調になって分かりやすいため、まだ何とかなる。

問題は「油脂類」。

ブレーキフルードとか、冷却水とか、ギアオイルとか。

まさに「いつ変えたっけ?」となるが、そのまま乗ってると終わる。

一台ですら見落とすレベルなのに、複数台で管理するのはとても難しい。

 

7、各種保険費用が2倍

125ccの複数持ちならファミバイでOK。

しかしながら、125ccオーバーとの2台持ちだと、単純に倍かかる。

最安値でも年間3万以上。

 

▪︎結論1台持ちで飽きたら買い替えがベスト

2台持ちは「管理しきれない」事が判明した。

「バイクが健康な状態を維持して気持ち良く乗る」という状態を作るためには、一台でちょうど良い。

手間の面でも、費用の面でも。

複数台持ちをするというのは「いつ壊れるか分かんないやつ(主にバッテリーや油脂類)を複数台持ってるような状態」にならざるを得ず、それを楽しめる人(メカニック的な機械いじりを楽しめる人や、バイクの管理工程自体を楽しめる人)に向いてるのだと思い知りました。

筆者のように「好きな時に」「好きなだけ」「出来るだけ快適に乗りたい」というワガママなタイプは、一台をしっかりと管理して、費用をかけてメンテしてあげる方が、満足度が高いです。

 

▪︎2台持ちの代わりにレンタルで楽しむ

自分の一台はしっかりと持ち、他のに乗りたい時はレンタルを使う。

3日借りても4万とかだし、色々な車種に乗れる。

しかも「いい状態で」。

管理の手間を考えると、こっちの方がラクで良さげ。

 

▪︎まとめ

複数台持ちは色々なメリットがあるが、「管理が面倒」というデメリットが全てを打ち消す。

家に土地があり、何台も家の側に置いておけるという環境であれば、もしかしたら大丈夫かもしれない。

でも、何キロであれ変えて〜ってやってたら、いつもバイク屋さんに行ってるような感じになってるかもしれん。

とりあえず「筆者の環境では」、複数台持ちのメリットは「非常に薄い」です。

2台持ちして数週間だが、もう遠い方に置いてあるバイクに乗るのが面倒になってきてるし、2台分のカバーやらガソリンの管理やら装備(ハンドルカバーとかの季節系装備)を付けたりなんだりするのが超面倒。

何もかもが2倍の手間がかるため、正直やってらんねえ。

その分の手間とカネを一台に突っ込んで「快適な一台」に仕上げた方が、乗ってて楽しいし、乗るまでもラク

年内は2台体制で行く予定ですが、もしかしたら早めに一台に戻るかも。

複数台持ちは「適性のある人にしか出来ない」んだなあと強く感じました。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

ヤマハNMAX125のアジアカスタムがカッコ良すぎ。

*他でやっていたバイクブログを閉鎖し、このブログと統一するため、いくつか連続してバイクの記事を投稿しています。予めご了承くださいませ。

 

 

アジアカスタムがめちゃくちゃカッコいいのでご紹介。

 

◼︎NMAXは「とにかくカッコいい」

これに尽きる。

ライバルPCXに確実に勝るポイントは「カッコよさ」。

じゃあ何がどうカッコいいのか?

という事で、NMAXのカッコいい画像を貼りまくってみる。

 

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*全てピンタレスト

 

いかがだろうか?

スクーター史上最もカッコイイ「TMAX530(5型)」

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ピンタレスト

 

に匹敵するデザインであり、既存のスクーターの中でもトップクラスのカッコ良さ。

トップクラスというか「トップ」。

筆者のNMAXは最後の画像に近いカスタムをしていて、駐輪場で見かける度に「やっぱカッコいいなこれ」と感じる。

7年乗っても飽きないデザインは秀逸そのもの。

見た目で指名買いしても後悔しない選択肢なのは、筆者が保証します。

ずっと飽きずにカッコいいです。

 

◼︎まとめ

NMAX最大の長所は「カッコいい」事。

特に、アジアカスタムのカッコ良さは秀逸で、いじればさらにカッコよくなると言う。

7年経ってもずっとカッコいいです。

 

こちらからは以上です。

 

元・愛車のプレミアムバイク「ゼファーχ」の魅力を詳しく解説。

*他でやっていたバイクブログを閉鎖し、このブログと統一するため、いくつか連続してバイクの記事を投稿しています。予めご了承くださいませ。

 

 

今や市場で「最低でも80万」「最大で500万」もの値がつくプレミアムバイクとなったゼファーχ。

何を隠そう、筆者の「元・愛車」である。

前回のWR同様、「イキリ(自慢)半分」「お役立ち情報半分」と言う内容になってます。

 

「持っていた経験から」どういうバイクなのか?というのを書いてみます。

 

▪︎荒々しさが魅力のバイク

ゼファーχの…というか「当時のカワサキの魅力」と言った方が正しいかもしれない。

「荒々しさ」とは具体的にどういう事なのか?

1、エンジン

ホンダやヤマハの4気筒に乗った事ある方は分かると思うが「もの凄く綺麗に回る」。

それこそ「モーターのように」。

CB400SFなどはもう完熟の域で、どっからどう回しても綺麗な音と振動が出てくる。

対してカワサキのゼファーχは「ノイズ混じりに強引に回っていく」。

特に高回転の方はノイズも凄いし、振動も凄い。

フィーリングとしては、いわゆる完全な旧車。

その旧車ならではの、色々混ざった「機械的な「味」がある」。

この独自の味こそが「荒々しさ」の正体。

そして、この荒々しい雑味が「人間の感情を刺激する」。

ノイズや振動と共に感じる「もの凄い機械に乗ってる感」というか「なんかパワーのある乗り物に乗っている」という、なんか分かんないけど凄いものに乗ってるという感覚が得られる。

その「唯一無二の満足感」が、ゼファーχ時代のカワサキ車には存在する。

機械というのは綺麗に理論整然としていれば良いというわけではなく、音や振動も味となる事を示してくれている。

カワサキじゃないとバイクに乗ってる気がしない」というのは、この「味」から来るもの。

ゼファーχならではの「独特の魅力」がそこにある。

 

2、不安定な車体を強引に乗る楽しさ

今のバイクというのは驚くほどしっかりと作られている。

いわゆる「曲がる」「止まる」「加速する」の基本三原則がしっかりと煮詰められていて、普通に乗っていて危ない思いをする事はほとんどない。

しかしながら「昔のバイクは違う」。

昔のバイクというのは、いわゆる「曲がらない」「止まらない」「ピーキーな加速」という車種が大量にあった。

その一つがゼファーχ。

しかしながら、その「未完成さ」こそが「魅力の一つ」。

未完成な車体と「コミュニケーションする楽しさ」というのが存在する。

曲がらないバイクの「曲がるポイント」を探し、止まらないブレーキに対応するために一歩早くブレーキングし、ピーキーな加速を活かすための回転数に合わせる。

そのバイクの持つクセを把握し、上手く扱えるようになるまでの楽しさ。

そして、そのクセバイクを上手く扱えるようになった時の「バイクと仲良くなった」と思える「満足感」。

現代の乗りやすいバイクではなく、乗りにくいバイクだからこそ必要なコミュニケーションが、バイクを所有しているという満足度を増幅してくれる。

こういう「プラスレスな楽しさ」というのが、この時代のゼファーχ及びカワサキ車には存在します。

 

▪︎正しさ≠面白さを実感するバイク

工業的に正しいものが面白いかというと「そうではない」。

例えば、ホンダは昔っから正しいものを作っている。

ホンダのバイクで、曲がらない、止まらない、ピーキーでコントロール不能でうるさいなんてバイクは存在しない。

*少なくとも90年代以降のバイクでは。

曲がる、止まる、コントロールできるは全て満たし、さらに耐久性と安全性(視認性の良いライトや被視認性の良いブレーキランプ、視認性の良いメーター、ABS系の安全装備はほぼフル装備)まで兼ね備えた、工業的にその時代のベストだと思える製品を作っている。

ではそれが、ユーザーにとって面白いか?というと「そうでもなかった」。

完璧に調和された物に乗っても、いまいち物足りない。

「不便さや荒々しさが残るもの」を「人間の能力で持って使いこなす」という「楽しさ」。

不便さや荒削りさこそがむしろ魅力になっているという。

この矛盾こそが「ゼファーχの最大の魅力」であり、今ゼファーχを買う最大の理由になり得る部分なのではないか?と思います。

 

▪︎まとめ

ゼファーχの魅力は「荒々しいエンジン」。

そして「不安定な車体を乗りこなす楽しさ」です。

現代のバイクほど洗練された優しさは一切なく、むしろ乗り手に色々と要求してきます。

しかしながら、その不便さこそが最大の魅力。

機械らしい=バイクらしい「五感を刺激する音と振動」は、「現代のバイクにはない最大の魅力」であり、一度ハマったら病みつき間違いなしです。

クセのある車体も乗りこなすまでは大変ですが、乗りこなせた時の「俺のバイク感」はこの時代の機械らしいバイクでしか味わえない「ならではのもの」です。

「荒々しい未完成な魅力」。

それこそがゼファーχをゼファーχたらしめるものかと思います。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

WR250Xという珠玉のプレミアムバイク。

 

2016年まで乗ってた愛車が「とんでもねえ値段が付いてた」。

なので「イキリ(自慢)半分」「役立つだろうと言う思い半分」で記事を書いてみた。

よろしければお読み下さいませ。

 

◼︎前口上

昔々「オフロードのR1」という触れ込みで発売されたバイクがあった。

その名を「WR250F」。

それをオンロード&ダート対応にしたバイクが「WR250X」。

筆者の元・愛車である。

元・乗り手だからこそ分かる「オフロードのR1に違わぬ性能」をご紹介する。

 

▪︎凄さ

1、どんな状態でも破綻を感じない車体バランス

フルブレーキで簡単にリアがスライドする。

これはケツを振ってコントロールするダートの流れを汲んだモノ。

凄いのはここからで「スライドしても全く怖くない」。

ネイキッドなどでリアスライドした事ある人は分かると思うが、普通はリアが滑ると怖いと感じる。

筆者は過去にゼファーχに乗っていたが、あれのリアスライドは普通に怖くて、コントロール出来るとは微塵も感じなかった。

しかしながら、WR250Xは別。

「全然怖くない」。

その状態をコントロール出来るように作られているため、滑っても不安定さというか不安感が全くなく、なんなら「スライド量をコントロール出来る」と感じる安定感がある。

なので、滑ったところで「あ、滑ったな」くらいで、そこから破綻するような感じが全くない。

これ以上は長くなるので割愛するが、フル加速の時もそうだし、バンクさせていった時も同じ。

どんな状況でも「破綻する感じがしない」という「絶大な安心感」がある。

 

2、単気筒なのに4気筒並みのキレがあるエンジン

もの凄く滑らかに、綺麗な音で、高回転まで吹け上がる。

ゼファーχ辺りの4気筒よりも、滑らかに綺麗に回る。

*ゼファーはゴロゴロ感というか引っ掛かりというか「強引に回してる感じ」があるが、WR250Xはモーターのように綺麗に回る。

パワーバンドも上の方にあるため、4気筒に乗ってるかのようにぶん回しながら気持ち良く乗る事も可能。

かといって、4気筒ほどパワーバンドを外した時のトルクの薄さもないため、扱いやすさとぶん回しやすさを両立。

「250ccなのに」だ。

このエンジンも驚異的だった。

 

3、高速全開でも全く怖くない車体剛性

車両重量が約130kg。

普通、この軽さで高速道路を走ったら、安定感がなくて怖い。

120kmも出そうもんなら、すぐ疲れちゃうくらいのストレスを感じる。

「WR250Xは余裕」。

140kmでも鼻歌レベルのリラックス感で走れる。

この車体剛性は、少なくとも中型免許で乗れるレベルを遥かに超えている。

 

4、なのに超軽い車体

上記の破綻しない車体剛性+4気筒のように吹け上がる破格のエンジンが「約130kgの車体に積まれている」。

ほとんどレースバイクと言っていいレベル。

 

5、圧倒的なデザイン

スポーツや走りを意識した流線型デザインながら、硬派なガッチリ感もある絶妙なデザイン。

確かな内容に加え、さらに「カッコいい」という隙のなさ。

 

当時はKTMのレースベースのモタードと2強を争っていたが、デザインも性能もWR250Xが上だった。

どこへでも胸を張って出かけられる名車中の名車だった事は間違いない。

 

▪︎WRシリーズは「知る人ぞ知る名車」

スペック上は大した事ないが、もの凄く作り込まれた車体バランスで、少なくとも中型でナンバーワンのトータルバランスを誇るバイクだった。

その上、今見てもカッコいいデザイン。

一般ウケしない事を含めて、マニア向けの性能とデザインを両立した「知る人ぞ知る名車」だったことは間違いない。

 

▪︎本物を見抜く目のある人に乗って欲しい

今はもう見た目や名前も確かなので、知名度や憧れで選ばれるバイクではある。

しかしながら、このバイクの真骨頂は「乗ってこそ分かる」。

フルブレーキでリアが簡単に滑らせられる強力なブレーキ。

リアが出ても「全く怖くない」という車体バランスと剛性。

フル加速でほぼ4気筒のように吹け上がるエンジン。

130kgしかないのに、140km出しても微塵の不安もない車体剛性。

曲がる、止まる、加速するという「バイクの基本」に対して、しっかりと作り込まれた「もの凄く高い基本性能」こそがWR250Xの真骨頂。

街乗りでも良いが、峠やダートなどのバイクの基本が試される所で真価を発揮する「バイク」です。

 

▪︎まとめ

今やプレミアムバイク化していて、おいそれと買えないバイクになっているWRシリーズ。

確かな車体剛性とエンジンに根差した「基本がしっかりと作り込まれたバイク」です。

この良さは「乗ってこそ理解出来る」ので、機会があれば一度乗って下さい。

低価格のネイキッドやSSなどの「サーキット前提になっていないバイク」とは根本から違った、「本気でレースが出来るバイクの凄さ」を感じていただけるかと思います。

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。