イタリアンクラシックとは、こういうスタイル
*いずれも「ドメニコ・ジャンフラーテ」氏。
こいうのをしたい時に重要な「ポイント」が「3つある」。
アメカジや他のファッションでは全く別なので、あくまでも「イタリアンクラシックで重要なポイント」として見て頂きたい。
◾︎イタリアンクラシックの三か条
1、艶感(光沢)
良いモノを綺麗に着るのがイタリアンクラシック。
通常は艶がある方が高品質=高級商品。
いい生地は総じて「糸が細い」。
*シルク(絹)や、糸の番手の高いスーツ、シャツなど。
その結果として「艶が出る」。
ユニクロや若者向けブランドは「総じて艶がないモノが多い」。
それは生地が安いからとかだけじゃない。
そういうモノだと思って作られているから。
要するに「知らない」。
艶がない方が使いやすく、作りやすく、耐久性もあるため、買う方も特に気にせずそちらを買う。
逆に、ユナイテドアローズやシップスの紳士服などは「艶感がある商品が多い」。
バーニーズニューヨークとか行くと、9割の商品(紳士服)が艶あり。
それは「艶がある商品(優れた商品)を欲しがる人達が行くから」。
しかしながら、艶を加工で出してるタイプも多い(洗濯すると艶が消える)ため、ご注意ください。
2、柔らかさ
細い糸で作られる商品は「柔らかい」。
上でも説明したが、細い糸を使う商品が「高品質=高級品」。
シルクは独特の柔らかさと艶感がある。
これは「使い心地の良さ」にも表れる。
単純に使ってて気持ちいい。
イタリアンクラシックを作る上で、「柔らかさ」は品質の良さを表す重要なポイント。
3、綺麗さ
綺麗に着る。
ジーンズのダメージ加工や、古着やブーツを履き込んだりなどのように「汚いからむしろいい」とされる価値観と逆。
白いシャツを清潔に綺麗に完璧なサイズ感で、シミも黄ばみも一つもなく「真っ白に着る」。
ネイビーのコートをチリ一つなく清潔に、シワなく完璧に着る。
*あくまでも「イメージ」。完璧主義は疲れるだけ。
綺麗に、清潔に着る。
■イタリアンクラシックとは「「服が好き」を突き詰めた結果」
「高級な素材を、綺麗に、大事に着る」という事。
艶があり、柔らかく、着やすい素材を、清潔に使い、保管し、自分に合ったサイズで、綺麗に着る。
単純に「服に丁寧に向かい合い、ひとつずつ大事にした結果」がイタリアンクラシック。
洋服の原点を大事にしてる素晴らしさがあります。
■まとめ
イタリアンクラシックは「良い素材を丁寧に着る」という事が原点。
品質が高く、艶があり、柔らかい素材を、綺麗に着る。
ある意味では「最も洋服と向かい合ってる」ものです。
本当に服が好きで、大事に丁寧に服を着る人にオススメしたいスタイルです。